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    このトピックでは、貿易業務の主要関係者をかるくサマリーします。

    輸出者 輸入者 銀行
    場面:決済、信用状 商社
    場面:業務代行、信用保証、取引先探し 保険会社  
    場面: 海上保険、FOB保険、PL保険 通関業者
    場面:申請・通関業務 運送業者 
    場面:海上・航空輸送 税関
    場面:出国・入国審査、関税納付 

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    貿易の流れは、契約、輸送、決済の3段階に大きく分けることができます。

    契約段階
    取引先探し → 信用調査 → 契約締結輸送段階
    船腹予約(Booking) → 保税地域へ貨物搬入 → 輸出通関 → 船積み → 水切り→ 保税地域へ貨物搬入 → 輸入通関 →貨物搬出 → 納品先へ運搬決済段階 (輸出者)
    買取依頼 → 決済(輸入者) 
    船荷証券入手 → 決済

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    貿易では、もの(貨物)が以下のような流れて動きます。

    CY=Container Yard

    輸出者の貨物を輸出地保税地域へ搬入(輸出通関後)輸出地保税地域から本船へ、ガントリークレーンで積込み本船からカントリークレーンで荷揚げし、輸入地保税地域で搬入(輸入通関後)輸入地保税地域から輸入者の納品先へ搬入


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    輸出側


    輸出者は船積依頼書を作成し、海貨・通関業者へ貨物の通関と船積を依頼海貨・通関業者は、税関に輸出申告書を提出、輸出許可書を入手海貨・通関業者はコンテナヤードに貨物を搬入し、ドックレシートを入手船積完了後、海貨・通関業者は船会社にドックレシートを提出、船会社から船荷証券を入手海貨・通関業者は輸出許可書、船荷証券を含む船積書類を輸出者に渡す輸出者は買取依頼書、船積書類、為替手形を買い取り銀行へ提出し買取依頼を行い、銀行から貨物代金を受け取る 輸入側


    輸入者は銀行に代金を支払い、船積書類を入手輸入者は海貨・通関業者に船積書類を引き渡し、貨物の引取りを依頼海貨・通関業者は船会社へ船荷証券を提示し、荷渡指図書を入手海貨・通関業者は税関に輸入申告書を提出し、輸入許可書を入手海貨・通関業者は荷渡指図書と引き換えに保税地域から貨物を引取海貨・通関業者は貨物を輸入者へ引渡

    補足:船会社は運送会社の代表として取り上げられ、航空会社の場合などもあります。


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    L/C取引を例として説明します。

    L/Cとは

    L/C(Letter of Credit)とは輸入者(発行依頼人=applicant)の依頼により、輸入地の銀行 (発行銀行=Issuing Bank)が発行した書類で、船積書類など 一定の条件が満たされたときに、輸出者(Benefitciary)に対し輸出代金を支払うことを約束のことです。

    輸出者 → 発行銀行が支払いを約束するので、代金回収リスクがなくなり安心輸入者 → 契約(L/C記載)どおりの条件で船積させることができ商品の入手リスクが低減 

    流れ

    輸入者は発行銀行(輸入地)に信用状発行を依頼発行銀行(輸入地)は信用状を発行し、通知銀行(輸出地)へ信用状を送付し、輸出者への通知を依頼通知銀行(輸出地)は輸出者へ信用状通知を行う 輸出者は信用状内容をチェック(不一致=ディスクレ、があればすぐに輸出者へ修正=アメンド、を依頼する)(船積し、船積書類入手後)輸出者は買取銀行(輸出地銀行)に対して荷為替手形(為替手形+船積書類)の買取を依頼買取銀行(輸出地)から発行銀行(輸入地)に荷為替手形が送られ、決済を行う 発行銀行(輸入地)は輸入者との代金決済と引き換えに船積書類を引き渡す