このトピックでは、BTEの検索方法を取り上げて説明します。
検索機能利用
BTEを検索するには、SAP標準から以下のトランザクションが用意されています。
BERE
Publish and Subscribe Interface検索BERP
Process Interface検索
上記のトランザクションはトランザクションコードを直接入力するほか、FIBFの「環境」メニューからも起動することができます。
BERE利用
BERPを起動、検索条件を入力、実行ボタンを押下
BTE一覧画面が表示され、そこで対象BTEを選択、文書ボタンを押下
BTEの説明文書が表示され、そこでBTEの詳細を確認
上記の文書から該当BTEでもし個別のアドオンテーブルを更新する場合、IN UPDATE TASKコマンドで更新プロセスを利用しなければならないことが分かります。BERP利用
BERPを起動、検索条件を入力、実行ボタンを押下
BTE一覧画面が表示され、そこで対象BTEを選択、文書ボタンを押下
BTEの説明文書が表示され、そこでBTEの詳細を確認
上記の文書から該当BTEが呼び出されるときに伝票番号がまだ採番されていないことが分かります。プログラム内一括検索
BTEを呼び出すには、必ず「OPEN_FI_PERFORM_~」という名前の汎用モジュールを使用しているため、OPEN_FI_PERFORMというキーワードで、標準プログラムのソースを一括検索すれば、該当標準プログラムからどんなBTEを呼び出しているかが分かります。 OpenFIという呼び方はここから由来しているものと見受けられます。 汎用モジュール名の最後は必ずE或いはPが付けられており、EはPublish and Subscribe Interface、PはProcess Intefaceを示しております。
会計伝票を転記するプログラムSAPMF05Aを例として、プログラム内の一括検索方法を示します。
SE80でSAPMF05Aを開く
検索/置換ダイアログを開き、検索文字列OPEN_FI_PERFORMを入力、検索ボタンを押下
該当先一覧が表示される
OPEN_FI_PERFORM
BTEは当初FIモジュールの業務拡張方法として導入されて、その後別のもじゅーるにも利用できるような汎用的な拡張方法に変わったため、FI以外のモジュールでBTEを呼び出す汎用モジュールも同じく「OPEN_FI_PERFORM_~」のような名前を付けております。
以下の図はSDモジュールの受注処理プログラムの例です。