このトピックでは、SAP ERPシステムの機能構成を取り上げて説明します。
概述
SAPでは、業務システムを構成する各機能を「アプリケーションコンポーネント」と呼んでいます。 各アプリケーションコンポーネントは、階層化のような構造を取っており、大分類>中分類>小分類と段々詳細な機能レベルにブレイクダウンしていき、機能コードで識別することができます。 業界では、よくその大分類と中分類をそれぞれモジュールとサブモジュールト゚呼んでいます。
基本モジュール
一般的に「基本モジュール」と呼ばれているのが下記の5つです 。
- FI:財務会計
財務会計のモジュール Financial Accounting
サブモジュールとしては以下のようなものがあります。- G/L(総勘定元帳)
- AP(債務管理)
- AR(債権管理)
- AA(固定資産管理)
- SL(特別目的元帳)
- CO:管理会計
管理会計のモジュール Controling - SD:販売管理
販売管理のモジュール Sales and Distribution - MM:在庫購買管理
在庫購買管理のモジュール Material Management - PP:生産計画/管理
生産計画、生産管理のモジュール Production Planning and Control
その他モジュール
基本モジュールのほかに、以下のようなモジュールがあります
- WM:倉庫管理
倉庫管理のモジュール Warehouse Management - QM:品質管理
品質管理のモジュール Quality Management - PM:プラント保全
プラント保全のモジュール Plant Maintenance - HR:人事管理
人事給与のモジュール Human Resources - PS:プロジェクト管理
プロジェクト管理のモジュール Project System - RE:不動産管理
不動産管理のモジュール Real Estate - IM:設備投資管理
設備投資管理のモジュール Investment Management - CA:クロスアプリケーション
クロスアプリケーションのモジュール Cross Application- CA-DMS:文書管理
Document Management System - CA-CL:分類
Classification