このトピックでは、COEP(CO 対象: 明細 (期間別))テーブルを取り上げて説明します。
項目一覧
PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|
○ | KOKRS | 管理領域 | - |
○ | BELNR | 伝票番号 | - |
○ | BUZEI | 転記行 | 明細番号 |
PERIO | 期間 | - | |
WTGBTR | 取引通貨の金額 | - | |
WOGBTR | 対象通貨の金額 | - | |
WKGBTR | 管理領域通貨の金額 | - | |
MBGBTR | 合計数量 | - | |
LEDNR | 元帳 | - | |
OBJNR | 対象番号 | - | |
GJAHR | 会計年度 | - | |
WRTTP | 値タイプ | - | |
VERSN | バージョン | - | |
KSTAR | 原価要素 | - | |
HRKFT | CO subkey | - | |
VRGNG | 業務Transaction | - | |
PAROB | パートナ対象 | - | |
PAROB1 | パートナ対象 | - | |
USPOB | 元対象 | - | |
VBUND | 取引先 | - | |
BEKNZ | 借方/貸方フラグ | - | |
TWAER | 取引通貨 | - | |
OWAER | 対象通貨 | - | |
MEINH | 数量単位 | - | |
SGTXT | 名称 | - | |
GKONT | 相手勘定コード | - | |
WERKS | プラント | - | |
MATNR | 品目 | - | |
EBELN | 購買伝票 | - | |
EBELP | 明細 | - | |
BUKRS | 会社コード | - | |
- | - | - |
項目明細
COEPテーブルに格納されるデータを分類毎にまとめて説明します。
取引関連情報
システム制御に利用される情報は主に以下の項目があります。
- どんな原価データなのか?
原価要素(KSTAR)から判断できます。 - どのCO対象のデータなのか
対象番号(OBJNR)に該当CO明細の金額が計上されるCO対象を識別するための番号が格納されます。例:- KS2011T201711
原価センタ - OR420701000820
指図 - PR30019190
WBS - KL2011T201711 ZXDEXH
活動 - BP2011BCL2-23
ビジネスプロセス
- 取引相手はなんなのか?
取引相手はパートナ対象と呼ばれて、PAROBとPAROB1の2項目がありますが、PAROB1がより確実的にとれるようです。
FIから転記の場合はパートナ対象が空白と設定されます。 - どんな業務で生成されたデータのか?
業務Transaction(VRGNG)項目から確認できます。例えば、FIからCOへの転記の場合、項目の値がCOIN、CO内のマニュアル再転記の場合、項目の値がKAMVになります。
TrCD:OKC1ですべての CO 業務トランザクションを照会できます。 - 入り側(コスト)のデータのか、抜き側(配賦)のデータのか?
FIから転記されたデータは常に入り側(コスト)となります、CO内部で転記されたデータは借方/貸方フラグ(BEKNZ)項目で判断できます。(FIから転記されたデータでは、BEKNZ項目値が金額依存となり、マイナス金額はC(貸方)、正数金額はD(借方)となります。)- C/O/S
センダ貸方転記 ⇒ 抜き側 - D
レシーバ借方転記 ⇒ 入り側
金額関連情報
金額関連情報は以下のような項目があります。
- 取引通貨金額 WTGBTR
- 対象通貨金額 WOGBTR
- 管理領域通貨金額 WKGBTR
- 取引通貨 TWAER
- 対象通貨 OWAER
管理領域の通貨は保持していないため、管理領域のマスタから取得できます。
数量関連情報
数量情報をもっている伝票明細であれば、その情報が以下の項目に格納されます。
- 合計数量(MBGBTR)
- 数量単位(MEINH)
品目関連情報
品目情報をもっている伝票明細であれば、その情報が以下の項目に格納されます。
- プラント(WERKS)
- 品目 (MATNR)
- 購買伝票(EBELN)
- 明細(EBELP)