Pegaでのルールタイプ一覧
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Pegaでのルールタイプをカテゴリ毎に纏めておきました(よく使用されるもののみ)。

画面系

  • Control(コントロール)
  • Harness(ハーネス)
  • Navigation(ナビゲーション)
  • Paragraph()
  • Portal(ポータル)
  • Section(セクション)

データ系

  • Date Page(データページ)
  • Date Transform(データトランスフォーム)
  • Edit Input
  • Edit Validate
  • FieldValue
  • Property
  • Property Qualifier

プロセス系

  • Case Type(ケースタイプ)
  • Correspondence(応答)
  • Flow(フロー)
  • Flow Action(フローアクション)
  • Service Level Agreement()
  • Stage(ステージ)
  • Validate(検証)
  • Work Party(ワークパティー)

外部連携

  • Integration-Connect
  • Integration-Services

外部リンク

Official Online Reference

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関連サマリー


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    このトピックでは、Pegaの用語集及びIT一般用語との対照を纏めてみました。不足や間違いなどのところについては、コメントでレスポンスください。

    基本コンセプトを表現する用語

    Pega用語意味Pega独自一般IT用語Ruleアプリケーションを構成する各部品〇Component(部品)Rule TypeRuleの「型」〇Component's ClassRuleSetRuleのコンテナ、バージョン管理機能を持つ〇Bundle(バンドル)Classルールまたは他のオブジェクトの集まりをグループ化したも〇Package(パッケージ)Class Group異なるクラスのインスタンスを一つのテーブルに保存させるための機構〇該当なしデータを表現する用語

    Pega用語意味Pega独自一般IT用語Data Pageデータソースとの同期ロジック組込済みのデータキャッシュ〇Data Access Object (DAO)Data Typeデータ型の定義とデータの保持〇Data Table(データテーブル)Field Valueコード値」または、「区分値」〇該当なしPage名前と値のペアを保持するデータ構造〇Data Object(データオブジェクト)Page GroupPageの順序なしリスト〇 Page ListPageの順序付きリスト〇Data List(データトリスト)Property「属性」または、「データ項目」 同様Property TypePropertyの「型」 同様Value Group値(基本型のみ)の順序なしリスト〇該当なしValue List値(基本型のみ)の順序付きリスト〇該当なし

    業務プロセスを表現する用語

    Pega用語意味Pega独自一般IT用語Assignment人に割り当てられる作業〇Task(タスク)Case「事案」、「案件」、、「業務」 同様(CMMN仕様)Case typeCaseの「型」、ライフサイクルなどを定義 同様(CMMN仕様)Correspondence「書面」(添付資料、通知メール等)〇同様(BMPN/CMMN仕様)Flow処理フロー 同様(BMPN/CMMN仕様)Flow actionタスクの完了を伴う「機能」〇同様(BMPN/CMMN仕様)Local actionタスクの完了を伴わない「機能」〇同様(BMPN/CMMN仕様)Routingルーティング、処理先を判定 同様Service Level Agreementタスクの期限と期限が過ぎた時のアクションを定義〇該当なしStage工程 同様(CMMN仕様)Work Group機能横断的なチーム、メンバー達は異なる組織に所属する場合がある〇Team(チーム)Work Party個人、組織、またはその他の関係者〇Actor(役割)Work Basketワークバスケット、複数のオペレーターに未処理のAssignmentを割り当てるための機構〇Job Queue(ジョブキュー)Urgency緊急度 同様(CMMN仕様)

    ロジックを表現する用語

    Pega用語意味Pega独自一般IT用語Data Transformデータの転送及び形式の変換を行うプログラム部品〇該当なしWhen「判定条件」〇Conditional formula(条件数式)Decision Table「デシジョン・テーブル」、「判定表」、「決定表」 同様Decision Tree「デシジョン・ツリー」、「条件分岐表」〇該当なしDeclare Expression実行条件がついている「計算式」〇該当なしValidate入力チェック 同様UIを表現する用語

    Pega用語意味Pega独自一般IT用語Control画面部品 同様、Widegetなどもよく使用されるHarness単一のHTMLページ〇HTML PageNavigation機能をナビゲーションするメニュー 同様、その他の類似用語:Menu(メニュー)Paragraph文書 同様Portalポータル、システムの入り口画面 同様Section画面ブロック〇Block(画面ブロック)SkinUIの外観表示を変更できるもの 同様


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    Pegaでの基本の基本のコンセプトとしては、ルールとクラスがあります。

    ルール

    Pegaでは、公式的に「ルール」を以下のように定義しています。

    A rule is a named business object that defines the behavior of part of an application。 ルールは、アプリケーションの一部の動作を定義する名前付きビジネスオブジェクトです。

    すこし分かりにくいかもしれませんが、言い換えてみると、Pegaでのルールは、UIやデータモデル、ロジックなどPegaアプリケーションを構成する各々の部品です。
    Javaなどのオブジェクト指向言語を使って開発されるアプリケーションのクラスや、SAP開発でのリポジトリオブジェクト(開発オブジェクト)に相当するものです。

    Pegaは、ノンコーディング開発を謳っているため、コーディング上の用語を使用せずに、アプリケーションの各部品はそれぞれアプリケーションの一部の規則を定めているということから、「ルール」という名前を付けたでしょう。

    ルールタイプ

    ルールタイプはルールが所属しているタイプを定めております。Pegaでは多数のルールタイプが提供されており、その中に最も典型のは、画面のブロックを表すセクションや、ビジネスケースを表すケースタイプがあります。

    ルールセット

    ルールの開発とリリースを管理するには、ルールセットと呼ばれるグループにルールをまとめます。
    ルールセットは名前(例:Pega-LP-ProcessAndRules:)とバージョン(例:07-10-01)で識別されます、ルールセットの内容を更新するには、新しいルールセットのバージョンを作成します。

    レコード

    アプリケーションを構成する各ルールは、それぞれのルールタイプのインスタンスとして作成されます。このルールタイプのインスタントはPegaでレコードとよばれます。

    レコードは①ID②ルールタイプ③適用先のクラス(後続で説明)、④ルールセットの四つにより、Pegaシステム内にユニークで識別されます。

    クラス

    Pegaでは、公式的に「クラス」を以下のように定義しています。

    A class groups a collection of rules or other objects. Each class defines capabilities (rules that include properties, activities, and HTML forms) that are available to other, subordinate classes, or to instances of the class。 クラスは、ルールまたは他のオブジェクトの集まりをグループ化したものです。各クラスは、他の下位クラス、 またはそのクラスのインスタンスで使用可能な機能(プロパティ、アクティビティ、およびHTMLフォームを 含むルール)を定義します。

    (クラスの分類)

    クラスは大きく下記の二つに分類することができます。

    concrete class
    具象クラス。abstract class
    抽象クラス

    具象クラスは、インスタンスをデータベースに格納できます。対照的に、抽象クラスは通常、インスタンスを持たない、持つにしてもデータベースへの格納がなく、メモリ上の保持のみになります。

    (クラスの階層)

    Pegaではクラスに他のクラスを含めることもできます。
    別のクラスを含むクラスは、親クラスと呼ばれ、別のクラスに含まれるクラスは、子クラスと呼ばれます。この親子関係によってPegaアプリケーションを構成する各クラスは一つのツリー構造で管理することができます。

    各クラスの名前には、頭に親クラスの名前と区切り文字のハイフン(-)をふくめていますので、名前からクラス階層内でのクラスの位置を識別することができます。

    (クラスの継承)

    Pegaでクラスの間にルールを継承するには、パターン継承とダイレクト継承という2つの方法があります。

    パターン継承
    パターン継承はクラス階層に則った親クラス(ビジネス上の関係を持ち、同じアプリケーションのクラスが多い)のルールをアクセスや上書きできます。ダイレクト継承
    ダイレクト継承は、ダイレクトとして指定された親クラス(機能上の関係を持ち、別アプリケーションのクラスが多い)のルールをアクセスや上書きできます。

    継承を通じてルールを再利用しようとすると、Pegaでは最初にパターン継承で(デフォルト、クラスの定義画面で変更可能)指定される親クラスから検索されます。その検索で見つからない場合に、ダイレクト継承で指定される親クラスが新たなパターン継承検索のベースとなって検索されます。このプロセスは、クラス階層の最後のクラスが検索されるまで繰り返されます。この最後のクラスを、最終ベースクラス、または@baseclassと呼びます。@baseclassを検索してもルールが見つからないと、ペガからエラーが返されます。