概要
SLD(System Landscape Directory,システムランドスケープディレクトリ) は、システム間連携を行うシステムの情報を一元管理するためのもので、システムの技術情報(サーバ名など)やソフトウェアカタログ情報(利用ソフトウェア製品、リリースなど)を保持しています。
SLD はシステムランドスケープにインストールされているすべてのシステムコンポーネントの集中情報プロバイダとして機能します。
SLDサーバはすべての SAP Web Application Server Java のインストールにおいてインストールされますが、機能させる場合には明示的に有効化される必要があります。
実現
形態
SLD は、HTTPでアクセスできるサーバアプリケーションであり、AsJava上で動作します。
連携
SLDに登録されているシステムは、デフォルトで12時間毎に自システムの情報をSLDに送信するようにしています。
機能
以下の機能をもっております。
- サーバ情報管理
- ソフトウェア情報管理
- 名前予約管理
ツール
SLDの管理機能をアクセスするには、以下の方法があります。
- 管理インタフェース:
URL: http://host:port/sld