このトピックでは、 NWDI を使用した開発の流れを抜粋して説明します。
概述
NWDIを使用した開発の流れは製品・リリース毎に設計、管理され、通常、開発準備→開発→移送及びテスト→本番稼働→運用保守などのフェーズに分けられます。
NWDIで開発流れは開発トラックで定義されます。
製品が本番稼働後、大きなアップグレードは別のリリースをとり、新しい開発流れを起こしますが、不具合修正やある程度の機能改善は、運用保守フェーズとして、同じ開発流れで対応するのが一般的です。
前提条件
NWDIを使用した開発を始めるまえに、まず下記のようにNWDIの環境を整える必要があります。
- 構成要素(DTR、CBS、CMS、SLDなど)のインストール
- システムランドスケープに関する情報の更新
各フェーズ
開発準備
開発準備は以下のステップがあり、基本は管理者の作業となります。
- ユーザ及びロールの登録 UMEAdmin
- 製品及びソフトウェアコンポーネントの作成 SLD
- 名称領域の予約 ネームサーバ
- CMSドメインの作成 CMS
- システム、トラック、開発設定の作成 CMS
トラックによって1つ以上のSCで構成されるリリースの開発フェーズが定義されます。
開発設定は、SCの特定のステータス(DEV、CONS)の開発に必要です。 - 必要なソフトウェアコンポーネントの確認とインポート CMS
- ローカル開発環境の設定 NWDS
開発
開発は、開発者の作業であり、ローカルのNWDSを使ってNWDI各サービスに接続して実施します。
開発作業は主に以下のステップになります。
- チェックアウト
- ソースの作成又は変更
- ビルド
- ローカルテスト
- チェックイン
- セントラルビルド、有効化
- デプロイ
- リリース
移送及びテスト
CMSを使用して、移送、テスト、アセンブリを行います。
移送、アセンブリは管理者の作業であり、テストは開発者又はテスタが実施します。
本番稼働
CMSを使用してソフトウェアコンポーネントのバージョンを出荷します。
運用保守
運用保守フェーズで変更が発生するたびに、アクティビティ作成⇒修正⇒ローカルテスト⇒リリース⇒品証機移送⇒品質テスト⇒本番機移送という作業を繰り返します。