おいしいお肉は色と脂肪で簡単に選ぶことができます。

このトピックでは基本的な牛肉・豚肉・鶏肉の選び方をお伝えします。

 

共通事項:ドリップの出たものは避ける

ドリップとは肉を長時間保存した際に出る赤い汁です。これは肉の水分、タンパク質、そしてうまみ成分が含まれたものです。

つまりドリップが出ているものは、鮮度が落ち、栄養素と水分が流れ出ててしまった肉ということになります。

トレーを傾け、水分が出ていないか確認してから買いましょう。

牛肉 色

 明るく鮮やかな赤色で、表面に艶のあるものが新鮮な牛肉です。

 逆に黒っぽく変色し、乾いたようなものは古い肉ですので避けるのが無難です。また、あまりに濃い赤は老いた牛、もしくは健康でない牛です。こちらも注意してください。

 脂肪

 網目状に細かい脂肪のあるものが柔らかくおいしい牛肉です。脂肪の色は白、もしくは乳白色のものを選びましょう。牛肉のおいしさは脂に大きく左右されますので、よく吟味してください。

 また鮮度のよい肉は赤身と脂肪の色の違いがはっきりしています。古い肉はドリップが出て、脂肪を赤く染めてしまうためです。

豚肉 色

 新鮮なものはみずみずしく光沢があり、少し灰色がかった淡いピンク色をしています。古くなると白→灰色と色が変化していきます。ピンクの綺麗なものを選びましょう。

 部位によって色味は異なりますが、同じ部位を比較したときに赤みの強いものと色の暗いものは固いことがあります。注意しましょう。

 脂肪

 新鮮な豚肉の脂肪は白です。古いものは黄色になります。また牛肉と同様、赤みと脂肪の色の違いがはっきりしているものが新鮮でおいしい肉です。

鶏肉 色

 透明感のある綺麗なピンク色をしたものが新鮮な鶏肉です。逆に暗い赤や白っぽくなっているものは鮮度が落ちています。

 脂肪

 豚肉とは逆に、鶏肉の脂肪(皮)の色は黄色いものが良いです。鮮度が落ちると白くなっていきます。また、皮表面の毛穴はブツブツと立体感のあるものが新鮮な鶏肉です。