概要
転記済みの会計伝票の明細情報が格納されます。未転記の会計伝票の明細はこのテーブルに格納されます。 BSEGはクラスタテーブルであるため、BKPFと結合検索することができません。
項目一覧No.PK技術名称名称説明1○BUKRS会社コード-2○BELNR伝票番号-3○GJAHR会計年度-4○BUZEI明細-5----項目明細
BSEGテーブルに格納されるデータを分類毎にまとめて説明します。
システム制御情報
システム制御に利用される情報は主に以下の項目があります。
転記キー(BSCHL)転記キーにより、勘定明細の勘定タイプと貸借区分が決定されます、それにその他の登録データも確定されます。金額転記ストリング(BUSTW)勘定の基本情報
勘定の基本情報は以下の項目があります。
総勘定元帳勘定(HKONT)
HKONTには本当の総勘定元帳勘定コードが格納されますG/L勘定(SAKNR)
SAKNRには、取引先(仕入先または得意先)の統制勘定コードが格納されます。 統制勘定ではない明細にはSAKNRが空白になります。
普通の統制勘定明細には、SAKNRの値がHKONTと同じになります。
普通の統制勘定明細には、HKONTに特殊の総勘定元帳勘定コード、SAKNRに統制勘定コードがそれぞれ格納されます。勘定タイプ(KOART)
会計伝票明細の勘定タイプは以下の5種類が存在します。A:資産D:得意先K:仕入先M:品目S:総勘定元帳借方/貸方(SHKZG)
借方か貸方かを示すフラグです。 H:貸方、S:借方。貸借対照表勘定(XBILK)
B/S勘定かどうかを示すフラグです。 空白か“X”かが設定されます。損益計算書勘定(GVTYP)
損益勘定かどうかを示すフラグです。 空白か“Z”かが設定されます。グループ勘定コード(ALTKT)総勘定元帳の取引タイプ(VORGN)金額情報
会計伝票明細にはいくつかの金額が保持されています。
国内通貨額(DMBTR)伝票通貨額(WRBTR)総勘定元帳金額(PSWBT)、総勘定元帳通貨(PSWSL)
総勘定元帳通貨は必ず国内通貨、伝票通貨の何れかに一致します。消費税情報
消費税情報はすべての勘定タイプの勘定明細にとも設定されることがありますので、勘定タイプ別に説明します。
仕入先勘定
買掛金がすべて同一の税率で掛けられている場合、該当税コードは税コード(MWSKZ)に格納されます。
買掛金に異なる税率が含められている場合、税コード(MWSKZ)に“**”が格納されるとともに、税コード(MWSK1~3)、国内通貨額(DMBT1~③)、伝票通貨額(WRBT1~3)に各税率(三つまで)の税コードと課税対象金額がそれぞれ格納されます。得意先勘定
仕入先勘定の仕様に参照ください、買掛金を売掛金に書き換えるだけです。資産勘定
資産金額の増減が関わっている消費税コードは税コード(MWSKZ)に格納されます。品目勘定
品目在庫金額の増減が関わっている消費税コードは税コード(MWSKZ)に格納されます。総勘定元帳勘定
消費税勘定の明細には、税コード(MWSKZ)には該当消費税金額の税コードが格納されます。支払情報支払条件ZTERM支払方法ZLSCH支払保留ZLSPR支払基準日ZFBDT源泉徴収税情報
源泉徴収税は、拡張源泉徴収税が有効化されているかないかによって動作が異なります。
拡張源泉徴収税が有効化されていない(従来の源泉徴収税方式)
仕入先勘定、得意先勘定、総勘定元帳(源泉徴収税)の勘定明細には、源泉徴収税コード(QSSKZ)に該当明細が関わる源泉徴収税コードが格納されます。拡張源泉徴収税が有効化されている(拡張源泉徴収税方式)
仕入先勘定、得意先勘定の勘定明細には、源泉徴収税があった場合、源泉徴収税コード(QSSKZ)に“XX”がはいり、源泉徴収税)の勘定明細には、源泉徴収税コードではなく、源泉徴収税タイプがはいるようです。
おそらくBSEGはこのケースにうまく対応できていないと考えられます。
かわりに、仕入先勘定、得意先勘定の源泉徴収税詳細情報はWITH_ITEMから取得可能です。資産勘定の個別情報
資産勘定明細の場合のみ設定される情報は以下のものがあります。
資産番号(ANLN1)資産補助番号(ANLN2)資産取引タイプ(ANBWA)資産評価日(BZDAT)品目勘定の個別情報
品目勘定明細の場合のみ設定される情報は以下のものがあります。
品目コード(MATNR)プラント(WERKS)基本数量単位での数量(MENGE)基本数量単位(MEINS) 在庫管理の単位入力単位での数量(ERFMG)入力単位(ERFME) 入出庫伝票で指定された入力単位購買発注価格単位での数量(BPMNG)購買発注価格単位(BPRME) 購買発注伝票で指定された購買発注価格単位原価管理区分(VPRSV)評価レベル(BWKEY)評価タイプ(BWTAR)