このトピックでは、移送に関わるシステムテーブルを抜粋して説明します。
概要
以下の表でテーブル一覧を示します。
No. | カテゴリ | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | システム構成 | TCETRAL | 移送レイヤ | 移送レイヤの情報を格納 |
2 | TCERELE | 移送レイヤの詳細 | - | |
3 | TMSCDOM | 移送ドメイン | 移送ドメインの情報を格納 | |
4 | TMSCDES | 宛先 | 宛先の情報を格納 | |
5 | TMSCNFS | 移送グループ | 移送ドメインの情報を格納 | |
6 | TMSCSYS | システム | システムの情報を格納 | |
7 | 変更管理 | E070 | 依頼/タスクのヘッダ | 依頼/タスクのヘッダ情報を格納 |
8 | E070A | 依頼の属性 | 依頼の属性情報を格納 | |
9 | E070C | 依頼/タスクのソース/対象クライアント | 依頼/タスクのソースクライアントを格納 | |
10 | E070L | 依頼/タスクの番号割当用索引 | 最後に割り当てれた番号を格納 | |
11 | E071 | 依頼/タスクの明細 | 変更されたオブジェクト情報を格納 | |
12 | E071K | 依頼/タスクのキーエントリ | テーブルデータの場合のキー情報を格納 | |
13 | TTOBJECTS | 翻訳関連に応じた移送オブジェクト | - | |
14 | 移送管理 | TSYIMPSTAT | 移送依頼インポートステータス | - |
15 | TMSBUFREQ | 移送バッファの移送依頼 | - |
詳細(システム構成)
TCETRALテーブル
移送レイヤ、移送レイヤの情報を格納
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | VERSION | バージョン | - |
2 | ○ | TRANSLAYER | 移送レイヤ | - |
TMSCDOMテーブル
移送ドメイン、移送ドメインの情報を格納
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | DOMNAM | 移送ドメイン | - |
2 | DOMCTL | ドメインコントローラ | - |
TMSCDESテーブル
宛先、宛先の情報を格納
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | RFCDES | RFC宛先 | - |
2 | ○ | LIMBO | フラグ | - |
3 | RFCTYPE | 接続タイプ | - | |
4 | RFCLIBFLG | 負荷分散 | - | |
5 | RFCHOST | 対象ホスト | - | |
6 | RFCSERV | サービス | - | |
7 | RFCCLIENT | クライアント | - | |
8 | RFCUSER | ユーザ | - | |
9 | RFCAUTH | パスワード | - | |
10 | DOMNAM | 移送ドメイン | - |
TMSCNFSテーブル
移送グループ、移送ドメインの情報を格納
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | DOMNAM | 移送ドメイン | - |
2 | ○ | NFSGRP | 移送グループ | - |
TMSCSYSテーブル
システム、システムの情報を格納
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | DOMNAM | 移送ドメイン | - |
2 | ○ | SYSNAM | システム名 | - |
3 | ○ | LIMBO | フラグ | - |
4 | NFSGRP | 移送グループ | - | |
5 | DESADM | RFC宛先 | - | |
6 | INSTNO | インストール番号 | - |
詳細(移送系)
E070テーブル
依頼/タスクのヘッダ
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | TRKORR | 依頼/タスク番号 | - |
2 | TRFUNCTION | タイプ | 依頼の場合、K(ワークベンチ依頼)やW(カスタマイジング依頼)といった分類が格納されます | |
3 | TRSTATUS | ステータス | D(修正可能)、R(リリース済)などがあります | |
4 | TARSYSTEM | 移送対象 | - | |
5 | KORRDEV | カテゴリ | CUST(クライアント依存)、(クライアント非依存)があります | |
6 | AS4USER | 所有者 | - | |
7 | STRKORR | 上位移送 | - |
E070Lテーブル
CTS: 依頼/タスクの番号割当用索引
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | LASTNUM | 識別 | - |
2 | TRKORR | 移送/タスク番号 | - |
E070Lには何番から採番すれば良いのかという情報を保持しています。 開発機を何らかの理由で過去の状態に戻すと、移送依頼番号も、また若い番号から採番されてしまいます。 例えば、KDA0900100 まで採番された状態に戻ると、KDA0900100 から KDA0900200 までは2回繰り返されることになってしまい、それらの移送依頼をリリースしようとすると、移送ディレクトリに存在する過去の移送ファイルと重複してしまうため、エラーになってしまいます。 このような「移送依頼番号の重複」を回避するためには、移送依頼番号の情報を管理しているテーブル E070L の内容を移送依頼番号が重複しないような大きい番号に編集してあげればOKです。 ただ、このテーブルは編集不可に設定されているため、T-cd:SE16 では編集できません。 データベースレベルで直接 SQL を実行して編集します。 update E070L SET TRKORR = 'KDA0900300' WHERE LASTNUM = 'TRKORR';
E071テーブル
依頼/タスクのオブジェクトエントリ
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | TRKORR | 依頼/タスク番号 | - |
2 | ○ | AS4POS | 明細行番号 | - |
3 | PGMID | プログラムID | - | |
4 | OBJECT | オブジェクトタイプ | - | |
5 | OBJ_NAME | オブジェクト名 | - | |
6 | LOCKFLAG | ロックステータス | - |