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    このトピックでは、NetWeaver ABAP Platformのプレゼンテーション・テクノロジーを説明します。

    画面処理

    ABAPプログラムの画面技術は、後からWEB対応のWebDynproも追加されましたが、従来からDynproを使ってきました。SapECCシステムで利用されている標準画面は、全てDynproで構成されています。 Dynpro画面はSapGUIウィンドウに表示されます。SapGUIは、SapECCシステムへのユーザインタフェースです。SapGUIはABAPアプリケーションサーバと通信し、ABAPアプリケーションからレスポンスされたプレゼンテーションを表示し、またユーザからの入力を処理し、そのアクションをABAPアプリケーションへリクエストします。

    SapGUIウィンドウ

    一般的な SapGUIウィンドウは以下のようなUIパーツから構成されます。

    メニューバーシステム機能バー表題バーアプリケーションバーDynpro領域ステータスバー

    下記の図でSapGUIウィンドウのレイアウト構成を示します。

    Dynproの構成要素

    Dynproは主に、Dynpro属性、画面レイアウト、エレメント一覧、PBO、PAIから構成されます。

    Dynpro属性
    Dynproが持つ基本情報です。Dynpro番号、Dynproタイプ(標準・従属画面・ダイアログボックス・選択画面)、後続Dynproなどがあります。画面レイアウト
    画面のレイアウト情報です。各UIエレメントの位置やサイズを定義します。エレメント一覧
    Dynproが持っている各UIエレメントの詳細です。PBO
    Process Before Output、Dynpro画面が表示される前の処理を行う処理ブロックです。PAI
    Process After Input、Dynpro画面が表示され、ユーザがアクションを行った後の処理を行う処理ブロックです。印刷出力

    NetWearver ABAP Platformは、ABAPアプリケーション内に独自のスプールリングおよび印刷システムを提供しています。これはすべての印刷機能への統一的なインタフェースとなっています。

    プリンタとの接続形式

    ABAPアプリケーションとプリンタの接続形式には以下の3つの方法があります。

    アプリケーションサーバのローカル接続 (アクセス方法 L, C)lpd hostを経由したリモート接続 (アクセス方法 U)PC と SAPlpdを経由したリモート接続 (アクセス方法 U or P)

    ABAPアプリケーションのスプール管理は「トランザクションコード:SPAD」から管理・定義が可能です。

    印刷処理の流れ

    SapECCにおける印刷は、以下のステップを使用します。 1.ユーザが生成された出力の印刷を要求すると、その要求はスプールシステムに送信されます。この処理は、スプール要求の生成と呼ばれます。 2.スプール要求は、プリンタと印刷形式の指定とともに、スプールデータベースに格納されます。 3.データを印刷するために、スプール・ワーク・プロセスが処理するスプール要求のための印刷要求が生成されます。 4.スプールワークプロセスは、印刷のためにデータを整形し、印刷要求をWindowsスプールシステムに渡します。 5.Windowsスプールシステムがプリンタキュー管理を引き継ぎ、データが適切な出力デバイスに渡され、印刷されるようにします。


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    ABAPアプリケーションは、ABAPプラットフォームに動作する機能を表します。ABAPアプリケーションは作業の実行単位であり、フォアグラウンドのダイアログ実行でもバックグランドのバッチ実行でも可能です。

    アプリケーションとプログラム

    ABAPではアプリケーションは公式的にトランザクションと呼んでおり、リポジトリオブジェクトとして、トランザクションコードにより識別して起動されます。 一方、ABAPプログラムは実行可能なコードが含められるリポジトリオブジェクトであり、その中に、タイプ1(レポートプログラム)、タイプM(ダイアログプログラム)、タイプP(汎用グループ)はトランザクションに割り当てることができます。トランザクションに割り当てる時に、トランザクション起動時に実行されるプログラムのエントリが指定されます。

    アプリケーションの実行

    SapECCシステムは、基幹業務向けのERPパッケージソフトウェアであるため、殆どダイアログ実行型アプリケーションから構成されますが、運用によっては、一部の対話型アプリケーションもバッチ実行型に変更して、タイマなどのトリガーにより、バックグラウンドでで実行させることができます。

    ABAPアプリケーションは、ダイアログ実行かバッチ実行かに問わず、すべてAS APAPのワークプロセスに対して、 AS APAP内で実行されます。 以下の図で、アプリケーションのダイアログ実行イメージを示します。

    アプリケーションのセッション管理メインセッション

    サーバへログインすると、ユーザに1 つの 「SAPguiセッション」が開かれます。また、ユーザが同時に最大6つのウィンドウを開くことができます。これらのウィンドウはそれぞれ、アプリケーションサーバ上で共有メモリの専用領域を使用する「メインセッション」に対応しています。図:メインセッション

    メインセッションは一つ以上の内部セッションから構成されます。メインセッションで起動した最初のアプリケーションプログラムによって、メインセッション内の最初の内部セッションが開きます.

    メインセッションで起動された各プログラムは同じSAPメモリを共有しています、つまりSAPメモリを通せば、データの受け渡しが可能です。

    内部セッション

    アプリケーションプログラム(TYPE 1、TYPE M)が呼び出されるたびに、新しい内部セッションが作成されます。 その他プログラムは新しい内部セッションを作成することがなく、必ず呼び出し元のアプリケーションプログラムの内部セッションで動作します。

    図:内部セッション


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    アーキテクチャーとは、モノづくりの基本設計や設計思想及びその設計に基づいて作成されたものの構成のことです。 元々建築学の言葉ですが、転じて、IT用語として一般的に用いられるようになりました。情報システム分野には下記のようなアーキテクチャーがよく取り上げられます。

    システムアーキテクチャーソフトウェアアーキテクチャーアプリケーションアーキテクチャーパッケージアーキテクチャー

    NetWeaver ABAPは基本的にSapECCの技術基盤として出荷されるため、SapECCを代表として、NetWeaver ABAPシステムの各アーキテクチャー構成をそれぞれ説明します。

    システムアーキテクチャー

    システムアーキテクチャーはソフトウェア、ハードウェア、ネットワークを含め、情報システム全体の構成を示すものです。システム構成と呼ばれることがよくあります。 システムの構築開発作業を行う場合によく最初から作成されるシステム構成図はシステムアーキテクチャーを示すものだと考えられます。

    SapECCは、導入企業によってシステムアーキテクチャーが異なりますが、殆どはSAP推奨の開発機→検証機→本番機を分離する3システムランドスケープに従っています。SapECCはシステムの稼働だけではなく、開発と検証も対象領域として統合して管理しています。下記はそのイメージ図です。

    ソフトウェアアーキテクチャー

    ソフトウェアアーキテクチャーとは、情報システムにおける各ソフトウェアの構成を示すものです。 情報システム特にWEBベースのシステムのソフトウェアアーキテクチャーは論理的に階層化されたものがおおいです。

    SapECCのソフトウェアアーキテクチャーは、データベース、アプリケーション、プレゼンテーションの3階層のクライアントサーバシステムになっております。以下の図でSapECCのソフトウェアアーキテクチャーを示します。

    アプリケーションサーバ

    NetWeaverアプリケーションサーバは、ABAP環境とJAVA環境の両方をサポートしており、それぞれ利用タイプAS ABAPとAS JAVAとして利用することができます。 以下の図でNetWeaverアプリケーションサーバのアーキテクチャ構成を示します。

    サーバの構造

    以下の図で、ABAPアプリケーションサーバの構造を示します。

    ワークプロセス
    ワークプロセスはアプリケーション(すなわち1つのダイアログステップ) を実行することのできるコンポーネントです。
    J2EEにおいては、アプリケーションサーバの実行スレッドに相当します。  ディスパッチャ 
    ディスパッチャは、ダイアログステップに対するリクエストを SAPgui から受け取って、それを空いているワークプロセスに転送します。J2EEにおいては、アプリケーションサーバ:ディスパッチャスレッドに該当します。ゲートウェイ
    ゲートウェイは、ECC通信プロトコル (RFC 、CPI/C) のインタフェースである。ゲートウェイは、同じ ECCシステム内の他のアプリケーションサーバと通信したり、他の R/3 システム、R/2 システム、または非 SAP システムと通信したりすることができます。
    J2EEにおいては、クライアントとアプリケーションサーバとのHTTP通信チャンネルに該当します。ワークプロセス

    以下の図で、ABAPアプリケーションサーバのワークプロセスの種類を示します。

    ダイアログ・ワークプロセス
    ダイアログ・ワークプロセスは、ユーザからのリクエスト(ダイアログステップ実行依頼)を実行します。更新ワークプロセス
    更新ワークプロセスは、データベース更新依頼を実行します。更新依頼は SAP LUW の一部であり、ダイアログワークプロセスの結果として生じたデータベース操作群を 1 つのバックグランド処理用データベースLUW にまとめたものです。バックグランド・ワークプロセス
    バックグランド・ワークプロセスはユーザ・インタラクションなしで実行できるプログラム (バックグランドド・ジョブ) を処理しますスプール・ワークプロセス
    スプール・ワークプロセスは、要求された内容を順次にプリンタなどの出力設備に出力します。スプール・ワークプロセスはアプリケーションサーバ毎に一つのみ存在します。エンキュー・ワークプロセス
    エンキューサーバは、SapECCシステムに一つのみ存在し、アプリケーションサーバ間の処理同期を管理します。

    アプリケーションサーバは、起動する際に、ワークプロセスを必要な数量分全て作成しておきます。何かの処理が実行する必要になるときに、ディスパッチャにより、空いているワークプロセスの中から一つを割り当てられます。処理が終わったら該当ワークプロセスがまた空き状態に戻り、次の割り当てを待ちます。

    SapGUI

    SAPguiは、SapECCシステムをアクセスするためのフロントエンドソフトウェアであり、WebシステムにおけるWebブラウザと同様にThin-Clientの上に動作します。

    SAPguiは、SapECCシステムのアプリケーションサーバである「NetWeaver Applicatiion Server ABAP」と通信し、サーバ上に動作しているABAPプログラムからレスポンスされたプレゼンテーションを表示し、またユーザからの入力を処理し、そのアクションをサーバへリクエストします。

    SAP GUIにも以下の三種類あります。

    SAP GUI for Windows
    Windowsで動くクライアントソフトウェア。SAP GUI for Java
    Java環境で動くクライアントソフトウェア。SAP GUI for HTML 
    HTMLでアプレットとして動く

    一番一般的なのは「SAP GUI for Windows」です。  

    メニュー

    SAPgui画面のメニューは大体下記のようなものから構成されます。

    システム固有システムメニュー
    セッション開始やユーザ設定、ログオフといった、システム全体に影響する機能が含められますヘルプ
    さまざまな形式のオンラインヘルプが提供されますアプリケーション共通オブジェクト
    品目など、通常は現在作業中のオブジェクト名をとって名付けられます。照会、変更、印刷、または終了など、オブジェクト全体に影響する機能が含まれます編集
    選択、編集、コピーなど、現在のオブジェクトの構成要素を編集することができます。ジャンプ:     現在のタスクと関連する他の画面に直接移動することができます。アプリケーション固有
    実行中アプリケーション固有の機能が含められるメニューです。ツールバー

    アイコン機能説明A入力画面で選択または入力したデータのチェックを行います。 Enterキーと同じ機能。Bコマンドフィールド トランザクションコードを入力することで直接目的の画面を開くことができます。なお以下のコードをトランザクションコードの前に入力した場合、/O  -新規ウィンドウで目的画面を開くことが可能。/N  -同一ウィンドウで目的の画面へ遷移することが可能。C保存作業を保存します。メニューの保存と同じ機能。D前画面データのチェックを行い、前画面に戻ります。E終了前画面に戻ります。(注)ボタン押下時に画面チェックが行われます。画面チェックにかかると、正常値へ訂正するか、中止ボタンをクリックしないと画面を閉じることができません。F中止データのチェックを行わず、作業を終了し前画面に戻ります。  ※ボタン押下時に画面チェックは行いません。G印刷データを印刷します。H検索データを検索します。I検索続行データを検索します。データ検索後は、次検索ボタンとなります。J第一ページ画面の表示が1ページを超過する場合に使用します。第1ページにスクロールします。K前ページ画面の表示が1ページを超過する場合に使用します。前ページにスクロールします。L次ページ画面の表示が1ページを超過する場合に使用します。次ページにスクロールします。M最終ページ画面の表示が1ページを超過する場合に使用します。最終ページにスクロールします。Nセッション開始別ウィンドウで新規に画面を開く場合に使用します。(注)新規画面では「SAP Easy Access」画面が表示されます。(注)複数画面で処理中に右上  をクリックすると、確認メッセージなしにセッションが終了されます。ステータスバー

    処理の状態やエラーメッセージ等が表示されます

    アプリケーションアーキテクチャー

    アプリケーション・アーキテクチャーとは、情報システムにおいてエンドユーザが利用する各アプリケーションの設計思想やその構成のことです。下記のようなアプリケーション・アーキテクチャーがよく見られます。

    クライアント/サーバアーキテクチャ
    アプリケーションは論理的にクライアント側とサーバ側と2階層に分割して実装されます。3層アーキテクチャー
    アプリケーションはプレゼンテーション層、ビジネスロジック層、データ層の3階層に分割して実装されます。
    3層アーキテクチャーの基本原則として、プレゼンテーション層は決してデータ層と直接通信しない。つまり、全ての通信は必ずビジネス・ロジック層を通ることになります。WEBシステムを構築する際に、WEBプラットフォームの特性からこの3層アーキテクチャーが採用されるのはほとんどです。MVCアーキテクチャー
    MVCはプログラムを3つの要素、Model(モデル)、View(ビュー)、Controller(コントローラ)に分割して実装する設計思想であり、場所によってMVCアーキテクチャとも呼ばれていますが、ユーザインタフェースにおける画面上のコンポーネントの管理方法を表しているだけのため、、厳密に言うとアプリケーションアーキテクチャーと言えないと思わられます。MVC に基づくコンポーネントは、三層アーキテクチャのアプリケーションでもよく使われます。

    SapECCのアプリケーションアーキテクチャーもソフトウェアアーキテクチャーに合わせて、プレゼンテーション→アプリケーション→データベースの3階層から構成されています。

    プレゼンテーション:DynproやWebDynproアプリケーション:ABAP(汎用モジュールなど)、Javaデータベース: 各テーブル、ビュー等


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    このトピックでは、COEP(CO 対象: 明細 (期間別))テーブルを取り上げて説明します。

    項目一覧PK技術名称名称説明○KOKRS管理領域-○BELNR伝票番号-○BUZEI転記行明細番号 PERIO期間- WTGBTR取引通貨の金額- WOGBTR対象通貨の金額- WKGBTR管理領域通貨の金額- MBGBTR合計数量- LEDNR元帳- OBJNR対象番号- GJAHR会計年度- WRTTP値タイプ- VERSNバージョン- KSTAR原価要素- HRKFTCO subkey- VRGNG業務Transaction- PAROBパートナ対象- PAROB1パートナ対象- USPOB元対象- VBUND取引先- BEKNZ借方/貸方フラグ- TWAER取引通貨- OWAER対象通貨- MEINH数量単位- SGTXT名称- GKONT相手勘定コード- WERKSプラント- MATNR品目- EBELN購買伝票- EBELP明細- BUKRS会社コード- ---項目明細

    COEPテーブルに格納されるデータを分類毎にまとめて説明します。

    取引関連情報

    システム制御に利用される情報は主に以下の項目があります。

    どんな原価データなのか? 
    原価要素(KSTAR)から判断できます。

    どのCO対象のデータなのか 
    対象番号(OBJNR)に該当CO明細の金額が計上されるCO対象を識別するための番号が格納されます。例:KS2011T201711
    原価センタOR420701000820
    指図PR30019190
    WBSKL2011T201711 ZXDEXH
    活動BP2011BCL2-23
    ビジネスプロセス

    取引相手はなんなのか?
    取引相手はパートナ対象と呼ばれて、PAROBとPAROB1の2項目がありますが、PAROB1がより確実的にとれるようです。
    FIから転記の場合はパートナ対象が空白と設定されます。

    どんな業務で生成されたデータのか?
    業務Transaction(VRGNG)項目から確認できます。例えば、FIからCOへの転記の場合、項目の値がCOIN、CO内のマニュアル再転記の場合、項目の値がKAMVになります。
    TrCD:OKC1ですべての CO 業務トランザクションを照会できます。

    入り側(コスト)のデータのか、抜き側(配賦)のデータのか?
    FIから転記されたデータは常に入り側(コスト)となります、CO内部で転記されたデータは借方/貸方フラグ(BEKNZ)項目で判断できます。(FIから転記されたデータでは、BEKNZ項目値が金額依存となり、マイナス金額はC(貸方)、正数金額はD(借方)となります。)C/O/S
    センダ貸方転記 ⇒ 抜き側D
    レシーバ借方転記 ⇒ 入り側金額関連情報

    金額関連情報は以下のような項目があります。

    取引通貨金額 WTGBTR対象通貨金額 WOGBTR管理領域通貨金額 WKGBTR取引通貨 TWAER対象通貨 OWAER

    管理領域の通貨は保持していないため、管理領域のマスタから取得できます。

    数量関連情報

    数量情報をもっている伝票明細であれば、その情報が以下の項目に格納されます。

    合計数量(MBGBTR)数量単位(MEINH)品目関連情報

    品目情報をもっている伝票明細であれば、その情報が以下の項目に格納されます。

    プラント(WERKS)品目 (MATNR)購買伝票(EBELN)明細(EBELP)


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    項目一覧PK技術名称名称説明○KOKRS管理領域-○BELNR伝票番号- GJAHR会計年度- VERSNバージョン- VRGNG業務Transaction- PERAB期間開始- PERBI期間終了- BLDAT伝票日付- BUDAT転記日付- CPUDTR登録日- USNAMユーザ名- BLTXT伝票ヘッダ Text- REFBT参照伝票タイプ- REFBN参照伝票番号- REFBK参照会社コード- REFGJ参照伝票会計年- BLARTFI伝票タイプCO 伝票で参照している財務会計伝票のタイプ。 ORGVG元業務 Tran.- SUMBZ明細合計- KWAER管理領域通貨- ---項目明細

    COBKテーブルに格納されるデータを分類毎にまとめて説明します。

    元伝票情報

    FIやMM、または別のCO伝票から自動転記されたCO伝票の場合、元伝票の参照情報が格納されます。 例えば、入出庫処理で自動転記されたCO伝票の場合、元伝票の入出庫伝票番号情報などが格納されます。元伝票の明細番号情報はCOEPに格納されます。

    参照伝票タイプ(REFBT)
    元伝票の伝票タイプを示すフラグ、主に以下のようなタイプ値があります。R
    FI伝票系K
    CO伝票系 活動タイプ空白
    元伝票がない場合は空白になります。元伝票なし

    参照伝票番号( REFBN)
    元伝票の伝票番号

    参照会社コード(REFBK)
    元伝票の会社コード、FI伝票系の場合のみ

    参照伝票会計年(REFGJ)
    元伝票の会計年度、FI伝票系の場合のみ


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    伝票系

    COKP 原価センタ別の一次原価要素の制御データ

    No.技術名称名称テキストテーブル説明

    AUAK ヘッダ AUAA 明細 AUAS 明細合計 AUAV ビジネスデータ AUAO 決算予定

    1COBKCO 対象: 伝票ヘッダ-CO伝票のヘッダ情報2COEPCO 対象: 明細 (期間別)--2COEPDCO 対象: 明細決済(評価無し ステータス有り)--3COKLCO 対象: 活動タイプ制御データ--4COSLCO 対象: 活動タイプ合計--5COSPCO 対象: 外部転記の原価合計-※6COSRCO 対象: 統計キー数値合計--7COSSCO 対象: 内部転記の原価合計--8CSSL原価センタ/活動タイプ--9GLPCAEC-PCA: 実績明細--10GLPCTEC-PCA: テーブル合計--マスタNo.技術名称名称テキストテーブル説明1CEPC利益センタマスタデータテーブルCEPCT-2CSKS原価センタマスタCSKT-カスタマイジングNo.技術名称名称テキストテーブル説明1CSKA原価要素(勘定コード依存データ)CSKU-2CSKB原価要素 (管理領域依存データ)--3TKA01管理領域--4TKA02管理領域割当--5TKA04CO 伝票番号範囲--6TKA05原価センタタイプTKT05-7TKA06会計年度期--8TKA07会計年度依存バージョンパラメータ--


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    このトピックでは、管理会計(CO)モジュールの主な標準機能を取り上げて一覧化します。


    マスタ(+残高)原価要素TrCd代表メニューパス機能説明KA01-登録(一次)KA02-変更KA03-照会KA04-削除KA05-履歴KA06-登録(二次)KA23-一覧照会KA24-一括削除------原価センタTrCd代表メニューパス機能説明KS01-登録KS02-変更KS03-照会KS04-削除KS05-履歴KS07-概略登録KS12-一覧変更KS13-一覧照会KS14-一括削除------活動タイプTrCd代表メニューパス機能説明KL01-登録KL02-変更KL03-照会KL04-削除KL05-履歴KL13-一覧照会KL14-一括削除------指図TrCd代表メニューパス機能説明KO01-登録KO02-変更KO03-照会------業務プロセスTrCd代表メニューパス機能説明CP01-登録CP02-変更CP03-照会CP04-削除CP05-履歴CP12-一覧変更CP13-一覧照会CP14-一括削除------取引系再転記用途(例)
    ある勘定科目で、原価センタAにすべきところを、原価センタBにしてしまった、というケース。特徴修正
    元の借方にマイナス転記、貸方には記録しない。 CO内部のみで反映(FIには反映されない)。一次原価のマニュアル再転記TrCd代表メニューパス機能説明KB11N-入力KB13N-照会KB14N-取消------明細の再転記TrCd代表メニューパス機能説明KB61-入力KB63-照会KB64-取消------

    マニュアル再転記(KB11N)と明細再転記(KB61)の区別

    KB11N:元の伝票にリンクせず、原価センタ会計内の再転記とする。KB61:元のFI伝票を参照し、財務会計伝票+CO伝票一括で再転記する活動配分の再転記TrCd代表メニューパス機能説明KB65-入力KB66-照会KB67-取消------収益のマニュアル再転記TrCd代表メニューパス機能説明KB41N-入力KB43N-照会KB44N-取消------配分TrCd代表メニューパス機能説明KB15N-マニュアル原価配分入力KB16N-マニュアル原価配分照会KB17N-マニュアル原価配分取消KB21N-直接活動配分入力KB22N-直接活動配分照会KB23N-直接活動配分取消------配賦TrCd代表メニューパス機能説明KSU1-実績配賦周期登録KSU2-実績配賦周期変更KSU3-実績配賦周期照会KSU4-実績配賦周期削除KSU5-実績配賦周期実行KSU6--------伝票照会TrCd代表メニューパス機能説明KSB5-実際原価伝票照会KOB1-指図の実際原価明細照会KSB1-原価センタの実際原価明細照会KABP-計画原価伝票照会---期末処理原価センタTrCd代表メニューパス機能説明KSS1-差異計算KSS2-実績原価分割KSS3--KSS4-計画原価分割KSII-実績価格計算実行------内部指図TrCd代表メニューパス機能説明KO88-実績決済:指図KON1-実績活動価格で再評価:指図------業務プロセスTrCd代表メニューパス機能説明CPS1-差異計算CPS2-実績原価分割------レポート

    S_ALR_87013611:原価センタ:実績/計画/差異 レポート  ⇒原価センタの計画値・実績値などを参照。FIの伝票まで参照できる

    S_ALR_87013645:統計キー数値 期間ブレークダウン  ⇒統計キー数値の入力結果を参照できる


  • 会計管理 0 Votes 192 閲覧数


    会計とは

    企業のおいて会計とは、金銭や物品の出納を、貨幣を単位として記録、計算、管理等することを意味します。

    財務会計とは

    企業において財務会計(英:Financial Accounting)とは、企業の財務状況を企業外部の利害関係者(株主、債権者、徴税当局など)に対して提供することを目的とする会計のことです。

    管理会計とは

    管理会計(英:Controlling)とは、その名のとおり、会社が内部で管理を行うための会計のことをいいます。

    経営者や管理者は、通常、この管理会計上の会計情報をもとにして、業務分析や意思決定を行います。

    財務会計と管理会計の比較

    財務会計とは、企業の財務状況を企業外部の利害関係者(株主、債権者、徴税当局など)に対して提供することを目的とする会計のことです

     財務会計管理会計利用者投資家や債権者等の企業外部の利用者経営者や管理者等の企業内部の利用者情報の用途企業との関係をどうするかの判断に使う将来の企業活動を改善するために使う利益の質過去及び現在の利益将来の利益利益計算の単位会社全体(企業集団全体)会社全体の他に事業部や支店等計算期間1年(半年、3ヶ月)週、月、年制度的義務付けありなし


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    原価とは

    原価とは、簡単に言うと、製品または商品にかかった費用、コストのことです。

    総原価

    企業で発生する費用は、「総原価」と「非原価」に分けることが出来ます。まず、下記の図で示すように、「売上高」から「営業利益」を引いたものが「総原価」となります。

    総原価はさらに「製造原価(または仕入原価」と「販売費及び一般管理費」に分かれます。

    販売費及び一般管理費(販管費とは、営業部門 における費用や総務部などの管理部門における費用のことです。なお、『非原価』とは、異常による損失や支払利息、さらには法人税及び住民税などとなります。

    総原価は工業簿記での用語であり、財務諸表には特に出ておりません。

    仕入原価

    仕入原価とは、スーパーや商社などが完成した商品を仕入れて販売するときの原価です。 仕入原価は、商品をの購入代価に引き取り運賃や購入手数料・関税などの諸費用(これは仕入諸掛といいます)を加算して算定されます。

    製造原価

    製造原価とは、メーカーが原材料を仕入れて加工して製品を作るときの原価です。 製造原価は、材料費、労務費、設備費などの経費で構成され、これに販売及び一般管理費を加算したものが総原価になります

    一般的に、原価だけという場合は、「製造原価」を指す場合が多いようです。

    原価要素

    原価要素とは、原価の構成要素のことです。製造原価要素はいくつかの分類方法が存在します。

    形態別分類

    原価は財務会計の費用発生を基礎として形態別に「材料費」「労務費」「経費」の3つに分類することができます。

    材料費
    材料費は製品を製造するにあたり消費した物品の費用です。労務費
    労務費は製品を製造する人に対して払う給料です。これは正社員だけでなく契約社員やパートタイマーに対いて支払う賃金も労務費にあたります。経費
    材料費、労務費以外のものすべてが経費となります。水道光熱費、旅費交通費、減価償却費、支払手数料などさまざまなものがあります。製品との関連から分類

    原価は「その費用が特定の製品に使用されたことが明確であるか?」という視点で以下のように分類できます。

    直接費
    特定の製品に使用されたことが明らかな費用間接費
    特定の製品に使用されたことが不明確な費用

    例えば、工場でお菓子を作る場合、お菓子を作るのに使用した米などは直接費になりますが、お菓子を作っている工場の電気代などは、どのお菓子の製造に使用した電気代であるのかは不明確であるため、間接費となります。

    操業度との関連から分類

    操業度との関連における分類とは、操業度の増減により原価がどのように変動したかという観点による分類のことです。。 この分類方法では、製造原価要素は次の2種類に分類されます。

    変動費
    操業度の増減に応じて比例的に変動する原価(操業度がゼロの場合には発生しない)固定費
    操業度の増減に無関係に常に一定額が発生する原価原価の管理

    原価管理とは、1962年、財務省(当時の大蔵省)によって次のように定義されています。 「原価管理とは、原価の標準を設定してこれを指示し、原価の実際の発生額を計算記録し、これを標準と比較して、その差異の原因を分析し、これに関する資料を経営管理者に報告し、原価能率を増進する措置を講ずることをいう」

    簡単にまとめると、原価管理とは、文字通り原価を管理するとのことですね、具体的には、以下3つのアクションがありす。

    原価企画
    製品を企画する際、製造に投じて良い原価を設定することです。原価維持
    目標原価の範囲で製品を製造するために、生産や調達を工夫することです。原価改善
    目標よりも安く原価を抑える取り組みのことです。


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    このトピックでは、拡張実装の観点から見た各会計処理のプロセスを取り上げて説明します。

    会計業務画面入力

    以下、拡張プログラムの呼び出し順番です。

    BTE/Process:1100代入チェック転記伝票を登録

    以下、拡張プログラムの呼び出し順番です。

    代入(明細単位)チェック(明細単位)BTE/Process:1120完了伝票チェックBTE/P&S:1030未転記伝票を登録

    以下、拡張プログラムの呼び出し順番です。

    チェックAC_DOCUMENT BADIBTE/P&S:2218未転記伝票を転記

    以下、拡張プログラムの呼び出し順番です。

    チェック(完了伝票)代入(明細)チェック(明細)BTE/Process:1120チェック(完了伝票)BTE/P&S:1030会計インタフェース入出庫処理

    以下、拡張プログラムの呼び出し順番です。

    代入(明細)AC_DOCUMENT BADIBTE/Process:1120チェック(明細)チェック(完了伝票)


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    概要

    転記済みの会計伝票の明細情報が格納されます。未転記の会計伝票の明細はこのテーブルに格納されます。 BSEGはクラスタテーブルであるため、BKPFと結合検索することができません。

    項目一覧No.PK技術名称名称説明1○BUKRS会社コード-2○BELNR伝票番号-3○GJAHR会計年度-4○BUZEI明細-5----項目明細

    BSEGテーブルに格納されるデータを分類毎にまとめて説明します。

    システム制御情報

    システム制御に利用される情報は主に以下の項目があります。

    転記キー(BSCHL)
    転記キーにより、勘定明細の勘定タイプと貸借区分が決定されます、それにその他の登録データも確定されます。金額転記ストリング(BUSTW)勘定の基本情報

    勘定の基本情報は以下の項目があります。

    総勘定元帳勘定(HKONT)
    HKONTには本当の総勘定元帳勘定コードが格納されますG/L勘定(SAKNR)
    SAKNRには、取引先(仕入先または得意先)の統制勘定コードが格納されます。 統制勘定ではない明細にはSAKNRが空白になります。
    普通の統制勘定明細には、SAKNRの値がHKONTと同じになります。
    普通の統制勘定明細には、HKONTに特殊の総勘定元帳勘定コード、SAKNRに統制勘定コードがそれぞれ格納されます。勘定タイプ(KOART)
    会計伝票明細の勘定タイプは以下の5種類が存在します。A:資産D:得意先K:仕入先M:品目S:総勘定元帳借方/貸方(SHKZG)
    借方か貸方かを示すフラグです。 H:貸方、S:借方。貸借対照表勘定(XBILK)
    B/S勘定かどうかを示すフラグです。 空白か“X”かが設定されます。損益計算書勘定(GVTYP)
    損益勘定かどうかを示すフラグです。 空白か“Z”かが設定されます。グループ勘定コード(ALTKT)総勘定元帳の取引タイプ(VORGN)金額情報

    会計伝票明細にはいくつかの金額が保持されています。

    国内通貨額(DMBTR)伝票通貨額(WRBTR)総勘定元帳金額(PSWBT)、総勘定元帳通貨(PSWSL)
    総勘定元帳通貨は必ず国内通貨、伝票通貨の何れかに一致します。消費税情報

    消費税情報はすべての勘定タイプの勘定明細にとも設定されることがありますので、勘定タイプ別に説明します。

    仕入先勘定
    買掛金がすべて同一の税率で掛けられている場合、該当税コードは税コード(MWSKZ)に格納されます。
    買掛金に異なる税率が含められている場合、税コード(MWSKZ)に“**”が格納されるとともに、税コード(MWSK1~3)、国内通貨額(DMBT1~③)、伝票通貨額(WRBT1~3)に各税率(三つまで)の税コードと課税対象金額がそれぞれ格納されます。得意先勘定
    仕入先勘定の仕様に参照ください、買掛金を売掛金に書き換えるだけです。資産勘定
    資産金額の増減が関わっている消費税コードは税コード(MWSKZ)に格納されます。品目勘定
    品目在庫金額の増減が関わっている消費税コードは税コード(MWSKZ)に格納されます。総勘定元帳勘定
    消費税勘定の明細には、税コード(MWSKZ)には該当消費税金額の税コードが格納されます。支払情報支払条件ZTERM支払方法ZLSCH支払保留ZLSPR支払基準日ZFBDT源泉徴収税情報

    源泉徴収税は、拡張源泉徴収税が有効化されているかないかによって動作が異なります。

    拡張源泉徴収税が有効化されていない(従来の源泉徴収税方式)
    仕入先勘定、得意先勘定、総勘定元帳(源泉徴収税)の勘定明細には、源泉徴収税コード(QSSKZ)に該当明細が関わる源泉徴収税コードが格納されます。拡張源泉徴収税が有効化されている(拡張源泉徴収税方式)
    仕入先勘定、得意先勘定の勘定明細には、源泉徴収税があった場合、源泉徴収税コード(QSSKZ)に“XX”がはいり、源泉徴収税)の勘定明細には、源泉徴収税コードではなく、源泉徴収税タイプがはいるようです。
    おそらくBSEGはこのケースにうまく対応できていないと考えられます。
    かわりに、仕入先勘定、得意先勘定の源泉徴収税詳細情報はWITH_ITEMから取得可能です。資産勘定の個別情報

    資産勘定明細の場合のみ設定される情報は以下のものがあります。

    資産番号(ANLN1)資産補助番号(ANLN2)資産取引タイプ(ANBWA)資産評価日(BZDAT)品目勘定の個別情報

    品目勘定明細の場合のみ設定される情報は以下のものがあります。

    品目コード(MATNR)プラント(WERKS)基本数量単位での数量(MENGE)基本数量単位(MEINS) 在庫管理の単位入力単位での数量(ERFMG)入力単位(ERFME) 入出庫伝票で指定された入力単位購買発注価格単位での数量(BPMNG)購買発注価格単位(BPRME) 購買発注伝票で指定された購買発注価格単位原価管理区分(VPRSV)評価レベル(BWKEY)評価タイプ(BWTAR)


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    概要

    会計伝票のヘッダ情報が格納されます、未転記伝票のヘッダ情報もこのテーブルに格納されます。

    項目一覧No.PK技術名称名称説明1○BUKRS会社コード-2○BELNR伝票番号-3○GJAHR会計年度-4 ---項目明細

    BKPFテーブルに格納されるデータを分類毎にまとめて説明します。

    システム制御情報

    システム制御に利用される情報は主に以下の項目があります。

    伝票タイプ(BLART)伝票ステータス(BSTAT)
    特殊機能のある 伝票 が伝票ステータスにより示されています。以下一部の値です。空白:通常の転記済伝票A:消し込み伝票B:消込済明細再登録伝票D:繰返伝票M:モデル伝票V:未転記伝票Z:削除ずみの未転記伝票実行関連情報どの処理で生成されたデータなのか 
    トランザクションコード(TCODE)にこの伝票を生成した処理のトランザクションコードが格納されます。いつ登録されたデータなのか
    会計伝票登録日(CPUDT)と登録時刻(CPUTMに、この伝票が登録された日付と時刻がそれぞれ格納されます。最後に変更されたのがいつなのか
    変更日(AEDAT)に、最後にの伝票が変更された日付が格納されます。
    但し、伝票登録後に一度も変更がなかった場合、この項目が空白になります。
    なお、このテーブルに最終更新日(UPDDT)という項目がありますが、実際には使用されていないようです。起票者と転記者がそれぞれ誰なのか
    会計伝票は直転記のものもあれば、申請者より未転記伝票を起票してから承認者が転記するものもあります。
    そのため、起票者と転記者を判別するには、以下のようにロジックを組む必要があります。伝票ステータスが「V」(未転記)、「Z」(削除済未転記)の場合(未転記伝票)
    起票者= 「ユーザ名」(USNAM)
    転記者= 空白伝票ステータスが「V」(未転記)、「Z」(削除済未転記)以外の場合(転記済伝票)
    起票者= 「未転記者名」(PPNAM) 但し、「未転記者名」(PPNAM)が空白の場合(直転記のケース)なら、「ユーザ名」(USNAM)
    転記者= ユーザ名」(USNAM)フリー入力情報

    フリー入力項目とは標準テーブルに格納されますが、システムに管理されず、ユーザが自由に入力可能な項目のことです。 ユーザ個別要件を実現するためのEXIT実装にもこれらの項目がよく活用されます。

    参照伝票番号(XBLNR) 
    伝票番号が書いておりますが、ECCシステム内の伝票のことではありません。
    通常、取引先から受領した請求書や納品書に記載されている取引先側番号を記入することが多いが、別の用途として自由に利用してもよい項目です。伝票ヘッダ Text(BKTXT)参照キー1(XREF1_HD)参照キー2(XREF2_HD)参照キー3(XREF3_HD)通貨情報

    会計伝票ヘッダには様々な種類の通貨情報が格納されています。

    伝票通貨
    通貨コード(WAERS)、換算レート(KURSF)国内通貨
    国内通貨(HWAER)、換算レートは国内通貨と換算するレートのため、国内通貨の換算レート項目はなし 
    第2国内通貨(HWAE2)、第2国内通貨の換算レート(KURS2) 
    第3国内通貨(HWAE3)、第3国内通貨の換算レート(KURS3)


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    伝票転記済No.技術名称名称テキストテーブル説明1BKPF会計伝票ヘッダ--2BKPF会計伝票ヘッダ--3BSEG会計伝票明細--4BSEC会計伝票ワンタイム勘定情報--5BSED会計伝票手形情報--6BSET税データ--7BSAD得意先別決済明細データ--8BSID得意先別未決済明細データ--9BSAK仕入先別決済明細データ--10BSIK仕入先別未決済明細データ--11BSAS総勘定元帳決済明細データ--12BSIM品目別決済明細データ--13BSIS総勘定元帳未決済明細データ--14GLT0総勘定元帳取引金額(月次)データ--15KNC1得意先取引金額(月次)データ--16KNC3得意先特殊仕訳取引金額データ--17LFC1仕入先取引金額(月次)データ--18LFC3仕入先特殊仕訳取引金額データ--19WITH_ITEM会計伝票源泉徴収税データ--未転記No.技術名称名称テキストテーブル説明1VBKPF未転記会計伝票ヘッダ--2VBSEGA未転記会計伝票明細(資産)--3VBSEGD未転記会計伝票明細(得意先)--4VBSEGK未転記会計伝票明細(仕入先)--5VBSEGS未転記会計伝票明細(総勘定)--伝票データ(二次)

    検索や集計のための二次テーブルです、オリジナル伝票データを元にテーブルのデータが転記されます。

    No.技術名称名称テキストテーブル説明1ACCTCRFI/CO 伝票からの圧縮データ - 通貨--2ACCTHDFI/CO 伝票からの圧縮データ - ヘッダ--3ACCTITFI/CO 伝票からの圧縮データ - 明細--4FAGLFLEXT総勘定元帳: 合計--カスタマイジング基本No.技術名称名称テキストテーブル説明1T856取引タイプT856T2TABW資産取引タイプTABWT消費税No.技術名称名称テキストテーブル説明1T005国コードT005S2T007A税キーT007S源泉徴収税No.技術名称名称テキストテーブル説明1T001会社コード--2T001WT会社毎の源泉徴収税タイプ--3T059P源泉徴収税タイプT059U4T059Z源泉徴収税コード (拡張機能)T059ZT5T059FB源泉徴収税計算論理式 (拡張機能)-


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    ほとんどの実運用で拡張源泉徴収税機能が利用されるため、このトピックでは拡張源泉徴収税機能を取り上げてそのカスタマイズを説明します。

    IMGツール

    IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税というパスでまとめられています。

    主なカスタマイズ1.有効化

    有効化: 拡張源泉徴収税 IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→会社コード→有効化: 拡張源泉徴収税 拡張源泉徴収税を有効化する設定を行う。

    2.タイプ定義

    定義: 源泉徴収税タイプ (支払転記) IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→計算→源泉徴収税タイプ→定義: 源泉徴収税タイプ (支払転記) 債務支払時に源泉徴収税を自動転記する場合の源泉徴収税タイプを定義する 定義: 源泉徴収税タイプ (請求書転記) IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→計算→源泉徴収税タイプ→定義: 源泉徴収税タイプ (請求書転記) 債務計上時に源泉徴収税を自動転記する場合の源泉徴収税タイプを定義する

    3.会社毎の源泉税タイプ割り当て

    割当: 源泉徴収税タイプ → 会社コード IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→会社コード→割当: 源泉徴収税タイプ → 会社コード 各社要件により、債務計上時計上)、債務支払時計上のいずれかまたは両方を割当てる。

    4.源泉徴収税コード

    定義: 源泉徴収税コード IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→計算→源泉徴収税コードー>定義: 源泉徴収税コード 預かり源泉税額の自動計算根拠となる源泉徴収税コードを定義する。

    5.源泉徴収税キー

    定義: 源泉徴収税キー IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→基本設定→定義: 源泉徴収税キー 源泉徴収税タイプ別源泉税コード別に、源泉徴収税計算式を定義する。

    6.税率設定

    定義: 源泉徴収税論理式 IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→計算→源泉徴収税コードー>定義: 源泉徴収税論理式 源泉徴収税タイプ別源泉税コード別に、源泉徴収税計算式を定義する。

    7.税勘定

    定義: 納付予定源泉徴収税勘定 IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→転記→源泉徴収税勘定→定義: 納付予定源泉徴収税勘定 預かり源泉税計上時に自動転記される源泉徴収税用の勘定コードを定義する。

    内部処理キー WIT


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    このトピックでは、 固定資産管理の業務処理概要を取り上げて説明します。

    概要

    固定資産管理は、会計で総勘定元帳に対する補助元帳の役割を果たしています。

    固定資産管理コンポーネントがSAP ERPシステム全体における位置づけ

    固定資産管理の業務プロセスフロー

    日常業務マスタ管理

    資産ごとに様々な管理情報を登録しておくのが「資産マスタ」です、資産マスタの登録情報には以下のものがあります。

    名称コード所属会社費用負担部門数量所在地取得年月日償却方法耐用年数…

    資産マスタは資産1件ごとに登録するのが通例ですが、付属部品や組み合わせて使用する資産については本体を(親)資産マスタに登録しておき、付属部品は「補助資産マスタ」という(子)マスタに登録して管理することができます。

    以下のような機能が用意されております。

    資産のマスタレコードを登録 
    ⇒ AS01資産のマスタレコードを変更 
    ⇒ AS02資産のマスタレコードを照会 
    ⇒ AS03資産マスタレコードの変更履歴を照会 
    ⇒ AS04資産のマスタレコードをロック 
    ⇒ AS05資産のマスタレコードを削除 
    ⇒ AS06

    以下の表で資産登録の業務プロセスの例を示します。

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細-1資産購入手続きン-システム外処理、手作業2資産登録AS01-3登録後確認AR01-記帳処理

    資産の計上、売却などの取引はすべて資産伝票として記帳されます。

    以下のような汎用的な機能が用意されています。

    資産伝票登録
    ⇒ AB01  資産伝票変更
    ⇒ AB02資産伝票照会
    ⇒ AB03

    上記以外にも他の業務プロセスに資産伝票登録が統合されたり、取引種類ごとに専用のトランザクションが多数存在しています。

    資産計上

    資産計上の前には固定資産マスタの登録が必要です。資産マスタは資産の「箱」に過ぎませんので、資産マスタの登録の時点ではまだ資産は計上されていなく、資産計上には別途何かの伝票入力の処理が必要になります。

    資産計上処理は、基本的にほかの業務プロセスに統合されています。

    購買処理からの資産計上

    資産の購入プロセスも他の資材購入と基本的には同じですが、最大の違いは固定資産マスタの登録 が必要である点です。購買発注前にマスタ登録をしておき、発注時に資産マスタ番号を指定した発注を行います。

    通常は検収がされた時点で資産計上されますが、場合によっては請 求書照合時の資産計上となります。

    建設仮勘定を使わないパターン
    建設仮勘定を使うパターン

    設備投資案件からの資産計上

    設備投資案件でWBSを使って一時的に回収された原価は定期的にまたは完了時に建設仮勘定に決済する必要があります。

    WBSを一括決済
    ⇒CCJ8G WBSを個別決済
    ⇒CJ88WBSの決済状況を確認
    ⇒CJIC

    建設仮勘定から本資産への転記

    建設仮勘定が使用された場合、最終的に資産振替機能を使用して建設仮勘定の金額を本資産に転記する必要があります。

    資産異動

    資産異動には、除却や、売却、投資援助、振り替えなどがあります。

    資産を除却
    ⇒ABAVN資産を売却
    ⇒ABAON投資援助
    ⇒ABIF 別の資産に振替
    ⇒ABUMN

    以下の表で資産異動の業務プロセスの例を示します。

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細除却1資産台帳出力AR01-2対象資産確認-システム外処理、手作業3現物廃棄-システム外処理、手作業4資産除却ABAVN-5除却後確認AR01-売却1資産台帳出力AR01-2対象資産確認-システム外処理、手作業3売却手続き-システム外処理、手作業4資産売却ABAON-5売却後確認AR01-6未収入金登録FV50-7未収入金計上承認FBV0未転記伝票を転記して未収入金計上を確定減損1資産台帳出力AR01-2対象資産確認-システム外処理、手作業3減損手続き-システム外処理、手作業4償却記帳AFAB-5減損後確認AR01-取引の取消1資産台帳出力AR01-2対象資産確認-システム外処理、手作業3取引取消手続き-システム外処理、手作業4取消記帳AB08反対仕訳を転記する5取引取消後確認AR01-休止1資産台帳出力AR01-2対象資産確認-システム外処理、手作業3休止手続き-システム外処理、手作業4資産休止AS02資産変更の時間依存タブで資産休止にチェックを付ける5休止後確認AR01-圧縮(直接減額)1資産台帳出力AR01-2対象資産確認-システム外処理、手作業3補助関連手続き-システム外処理、手作業4圧縮(直接減額)ABIF-5圧縮後確認AR01-月次業務

    固定資産管理の月次業務には、主に減価償却処理があります。

    償却記帳
    ⇒AFAB
    取得済固定資産に対する減価償却を行います。減価償却再計算
    ⇒AFAR
    特定の状況より、個別(或いは複数)の固定資産の計画当期償却額の再計算を行う必要はあります。カスタマイジングで償却キーを変更した場合。一括変更を行い、そしてその変更が償却関連データに影響を与えた場合。償却記帳ログを確認
    ⇒AFBP
    実行した減価償却のログ照会を行います。本転記後は、こちらの画面からスプールの確認をすること可能です

    以下の表で減価償却の業務プロセスの例を示します。

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細-1償却シミュレーションS_ALR_87012936-2償却記帳AFAB-3償却後確認AR01-年次業務

    年度末処理としては、以下のような機能があります

    AJRW 資産会計年度変更
    翌会計年度をオープンします。本処理を行うことで、翌会計年度での固定資産取引の計上が可能となります。AJAB 年度末処理 
    年度末処理を実施することにより、クローズした年度以前の値の転記または変更を行うことができなくなります。OAAQ 年度末処理:取消
    再度年度末処理を実行すると、対象の会社の年度は自動的にクローズ年度に変更されます。

    なお、固定資産税納税関連には、以下のような機能があります。

    資産税レポート出力 
    ⇒ S_ALN_01001767

    以下の表で納税の業務プロセスの例を示します。

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細税務1償却資産税レポート出力S_ALN_01001767・償却資産税レポートを出力して、申告書を作成2申告書提出-税務署に申告書を提出3償却資産税登録FV60課税通知書に基づいて償却資産税を登録4債務計上承認FBV0未転記伝票を転記して債務計上を確定その他

    その他には、以下のような機能が用意されております。

    資産の状況を確認 
    ⇒ AW01N 資産エクスプローラ資産管理台帳を照会


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    このトピックでは、 債務管理の業務処理概要を取り上げて説明します。

    概要

    債務管理は、会計で総勘定元帳に対する補助元帳の役割を果たしています。

    債務管理の業務プロセスフロー

    日常業務債務計上

    債務計上の登録

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細承認プロセス無1-FB60(請求書入力(enjoy))
    FB65(クレジットメモ入力(enjoy))
    F-43(請求書入力)
    F-41(未転記クレジットメモ入力)-承認プロセス有1未転記伝票起票FV60(未転記請求書入力(enjoy))
    FV65(未転記クレジットメモ入力(enjoy))
    F-63(未転記請求書入力)
    F-66(未転記クレジットメモ入力)-2未転記伝票承認FBV0-

    債務計上の変更

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細転記済の場合1-FB02-未転記の場合1未転記伝票起票FV60(未転記請求書入力(enjoy))
    FBV2(未転記伝票変更)-2未転記伝票承認FBV0-

    債務計上の取消

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細転記済の場合1-FB08(伝票の反対仕訳)-未転記の場合1未転記伝票取消FV60(未転記請求書入力(enjoy))
    FBV0(未転記請求書削除)-

    取消済債務計上再登録

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細転記済の場合1-FBRA(伝票の反対仕訳)-支払処理分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細現金払い1-FB05-振込払い(マニュアル)1-FB05-振込払い(自動)1支払提案パラメータ作成F110-2支払提案実行F110-3支払提案一覧出力F110-4支払処理F110-小切手払い1-FB05-海外送金1-FB05-


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    このトピックでは、 債権管理の業務処理概要を取り上げて説明します。

    債権計上

    債権の登録

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細承認プロセス無1-FB70(請求書入力(enjoy))
    FB75(クレジットメモ入力(enjoy))
    F-22(請求書入力)
    F-27(未転記クレジットメモ入力)-承認プロセス有1未転記伝票起票FV70(未転記請求書入力(enjoy))
    FV75(未転記クレジットメモ入力(enjoy))
    F-64(未転記請求書入力)
    F-67(未転記クレジットメモ入力)-2未転記伝票承認FBV0-

    債権の変更

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細転記済の場合1-FB02-未転記の場合1未転記伝票起票FV70(未転記請求書入力(enjoy))
    FBV2(未転記伝票変更)-2未転記伝票承認FBV0-

    債権の取消

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細転記済の場合1-FB08(伝票の反対仕訳)-未転記の場合1未転記伝票取消FV60(未転記請求書入力(enjoy))
    FBV0(未転記請求書削除)-

    取消済債権再登録

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細転記済の場合1-FBRA(伝票の反対仕訳)-入金処理

    以下の表に示される各業務プロセスは、債権消込処理を承認プロセスなしにしております。 承認プロセスが発生する場合は、FB05(消込転記)がFV50(未転記G/L伝票入力)→FBV0(未転記伝票転記)に変わります。

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細振込入金1支払通知受領(取引先から)-システム外処理、手作業2入金予定確認FBL5N得意先からの入金予定を確認3入金通知受領(銀行から)-システム外処理、手作業4入金確認FBL5N得意先からの入金金額を確認5債権消込FB05処理対象の取引を入金として債権消込を転記6受領書発行-システム外処理、手作業現金入金1支払通知受領(取引先から)-システム外処理、手作業2入金予定確認FBL5N得意先からの入金予定を確認3現金受領(取引先から)-システム外処理、手作業4金額確認FBL5N得意先からの現金金額を確認5債権消込FB05処理対象の取引を入金として債権消込を転記6受領書発行-システム外処理、手作業小切手入金1支払通知受領(取引先から)-システム外処理、手作業2入金予定確認FBL5N得意先からの入金予定を確認3小切手受領(取引先から)-システム外処理、手作業4金額確認FBL5N得意先からの小切手金額を確認5銀行持込-システム外処理、手作業6債権消込FB05処理対象の取引を入金として債権消込を転記7受領書発行-システム外処理、手作業前受金入金1前受金受領(取引先から)-システム外処理、手作業2金額確認-システム外処理、手作業3前受金計上FV70-4売掛金確認FBL5N得意先への売掛金を確認5債権消込FB05前受金から債権消込を転記受取手形(受領)1入金予定確認FBL5N(得意先明細照会)-2受取手形計上F-36-3会計伝票発行・確認FB03-受取手形(取立)1受取手形取立FBWE-2会計伝票発行・確認FB03-3銀行持込--受取手形(満了日)1手形一覧確認S_ALR_87012208
    S_ALR_87012209-2手形入金処理S_ALR_87012211-3会計伝票発行・確認FB03-債権債務相殺1-FB05-ファクタリング処理1-FB05-


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    日次会計伝票起票分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細承認プロセス無1-FB01-承認プロセス有1未転記伝票起票FV50-2未転記伝票承認FBV0-月次残高確認分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細-1-FAGLL03(勘定明細照会)-消費税分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細未払分計上1消費税確認S_ALR_87012357-2未払消費税計上FB41-申告納付1支払消費税確認S_ALR_87012357-2支払消費税計上FV60-3支払消費税計上FBV0-年次残高繰越分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細-1総勘定元帳残高繰越FAGLGVTR-2未転記伝票起票FV50-3未転記伝票承認FBV0-


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    このトピックでは、財務会計(FI)モジュールの標準機能を取り上げて一覧化します。

    マスタ(+残高)勘定コードTrCd代表メニューパス機能説明FAGLB03会計管理>財務会計>総勘定元帳>勘定コード>残高照会 (新)勘定コード単位の残高を確認しますFS00会計管理>財務会計>総勘定元帳>マスタレコード>G/L 勘定>個別処理>共通勘定コードの基本データを処理しますFS04会計管理>財務会計>総勘定元帳>マスタレコード>G/L 勘定>変更履歴照会>共通勘定コードの基本データの変更履歴を照会しますFS10N会計管理>財務会計>総勘定元帳>勘定コード>残高照会勘定コード単位の残高を確認しますFSP0会計管理>財務会計>総勘定元帳>マスタレコード>G/L 勘定>個別処理>勘定コード表勘定コードの勘定コード表ビューデータを処理しますFSP4会計管理>財務会計>総勘定元帳>マスタレコード>G/L 勘定>変更履歴照会>勘定コード表勘定コードの勘定コード表ビューデータの変更履歴を照会しますFSS0会計管理>財務会計>総勘定元帳>マスタレコード>G/L 勘定>個別処理>会社コード勘定コードの会社コードビューデータを処理しますFSS4会計管理>財務会計>総勘定元帳>マスタレコード>G/L 勘定>変更履歴照会>会社コード勘定コードの会社コードビューデータの変更履歴を照会しますS_ALR_87012333会計管理>財務会計>総勘定元帳>情報管理>総勘定元帳レポート(新)>マスタデータ>勘定コード一覧勘定科目一覧得意先TrCd代表メニューパス機能説明FD01会計管理>財務会計>債権管理>マスタレコード>登録得意先のマスタデータを登録しますFD02会計管理>財務会計>債権管理>マスタレコード>変更得意先のマスタデータを変更しますFD03会計管理>財務会計>債権管理>マスタレコード>照会得意先のマスタデータを照会しますFD05会計管理>財務会計>債権管理>マスタレコード>得意先ブロック/解除得意先をロックしますFD06会計管理>財務会計>債権管理>マスタレコード>得意先削除フラグ仕入先を論理削除しますFD08会計管理>財務会計>債権管理>マスタレコード>照会>得意先変更確認得意先変更確認FD10N-得意先残高照会仕入先TrCd代表メニューパス機能説明FK01会計管理>財務会計>債務管理>マスタレコード>登録仕入先のマスタデータを登録しますFK02会計管理>財務会計>債務管理>マスタレコード>変更仕入先のマスタデータを変更しますFK03会計管理>財務会計>債務管理>マスタレコード>照会仕入先のマスタデータを照会しますFK05会計管理>財務会計>債務管理>マスタレコード>仕入先ブロック/解除仕入先をロックしますFK06会計管理>財務会計>債務管理>マスタレコード>仕入先削除フラグ仕入先を論理削除しますFK08会計管理>財務会計>債務管理>マスタレコード>照会>仕入先変更確認仕入先変更確認FK10N-仕入先残高照会固定資産TrCd代表メニューパス機能説明AS01会計管理>財務会計>固定資産管理>資産>登録>資産資産のマスタデータを登録しますAS02会計管理>財務会計>固定資産管理>資産>変更>資産資産のマスタデータを変更しますAS03会計管理>財務会計>固定資産管理>資産>照会>資産資産のマスタデータを照会しますAS05会計管理>財務会計>固定資産管理>資産>ロック>資産資産をロックしますAS93‐旧資産データ照会AW01N‐資産エクスプローラS_ALR_87011963‐資産残高S_ALR_87011964‐資産残高S_ALR_87011966‐資産残高S_ALR_87012050‐資産取得S_ALR_87012052‐資産除却銀行TrCd代表メニューパス機能説明FI01会計管理>財務会計>銀行>マスタデータ>銀行マスタ>登録銀行のマスタデータを登録しますFI02会計管理>財務会計>銀行>マスタデータ>銀行マスタ>変更銀行のマスタデータを変更しますFI03会計管理>財務会計>銀行>マスタデータ>銀行マスタ>照会銀行のマスタデータを照会しますFI06会計管理>財務会計>銀行>マスタデータ>銀行マスタ>照会銀行のマスタデータを削除しますFI12‐取引銀行定義会計伝票共通

    全伝票タイプを処理できる機能です。

    TrCd代表メニューパス機能説明FB01-本転記の会計伝票を直接登録しますFB02会計管理>財務会計>総勘定元帳>伝票>変更転記済の会計伝票を変更しますFB03会計管理>財務会計>総勘定元帳>伝票>照会転記済の会計伝票を照会しますFB04会計管理>財務会計>総勘定元帳>伝票>変更履歴照会転記済会計伝票の変更履歴を照会しますFB05-消し込み転記を行いますFB08会計管理>財務会計>総勘定元帳>伝票>反対仕訳>個別反対仕訳会計伝票に対する反対仕訳伝票を個別登録しますFBRA会計管理>財務会計>総勘定元帳>伝票>消込済明細再登録消込済明細を再登録しますFBV0会計管理>財務会計>総勘定元帳>未転記伝票>転記/削除登録済の未転記伝票を承認しますFBV2会計管理>財務会計>総勘定元帳>未転記伝票>変更登録済の未転記伝票を変更しますFBV3会計管理>財務会計>総勘定元帳>未転記伝票>照会登録済の未転記伝票を照会しますFBV4会計管理>財務会計>総勘定元帳>未転記伝票>ヘッダ変更登録済の未転記伝票のヘッダを変更しますFBV5会計管理>財務会計>総勘定元帳>未転記伝票>変更履歴照会登録済の未転記伝票の変更履歴を照会しますFBV6会計管理>財務会計>総勘定元帳>未転記伝票>却下登録済の未転記伝票を却下しますFAGLL03-勘定、会社コード、照会対象明細を指定し、勘定明細を表示します。G/L伝票

    G/L伝票を処理する機能です。

    TrCd代表メニューパス機能説明FB50会計管理>財務会計>総勘定元帳>伝票入力>G/L 勘定伝票入力 (Enjoy)G/L勘定伝票を登録しますFV50会計管理>財務会計>総勘定元帳>伝票入力>未転記 G/L 伝票入力 (Enjoy)未転記G/L勘定伝票を登録しますFBL3N-勘定コード明細照会債務

    債務伝票を処理する機能です。

    TrCd代表メニューパス機能説明FB60会計管理>財務会計>債務管理>伝票入力>請求書(Enjoy)仕入先からの請求書を登録しますFV60会計管理>財務会計>債務管理>伝票入力>未転記請求書入力 (Enjoy)未転記仕入先請求書を登録しますFBL1N-仕入先明細照会F110-自動支払FBZP-支払プログラム債権

    債権伝票を処理する機能です。

    TrCd代表メニューパス機能説明FB60会計管理>財務会計>債務管理>伝票入力>請求書(Enjoy)得意先への請求書を登録しますFV60会計管理>財務会計>債務管理>伝票入力>未転記請求書入力 (Enjoy)未転記得意先請求書を登録しますFBL5N-得意先明細照会会計帳簿

    SAP ERPの代表的なFI基本帳簿体系

    TrCd代表メニューパス機能説明PG:RFHABU00-伝票ファイルからの総勘定元帳S_ALR_87012277会計管理>財務会計>総勘定元帳>情報管理>総勘定元帳レポート(新)>伝票>勘定残高>一般>G/L勘定残高>明細仕訳帳残高試算表:総勘定元帳勘定コード残高S_ALR_87012277会計管理>財務会計>総勘定元帳>情報管理>総勘定元帳レポート(新)>伝票>勘定残高>一般>G/L勘定残高>明細仕訳帳残高試算表:総勘定元帳勘定コード残高PG:RFKSLD00-国内通貨仕入先残高PG:RFDSLD00-国内通貨得意先残高S_ALR_87012287会計管理>財務会計>総勘定元帳>情報管理>総勘定元帳レポート(新)>伝票>一般>伝票仕訳帳伝票仕訳帳S_ALR_87012289会計管理>財務会計>総勘定元帳>情報管理>総勘定元帳レポート(新)>伝票>一般>要約仕訳帳要約仕訳帳S_ALR_87012291会計管理>財務会計>総勘定元帳>情報管理>総勘定元帳レポート(新)>伝票>一般>明細仕訳帳明細仕訳帳S_ALR_87011990-資産台帳FBCJ-小口現金出納帳FBCJC0-小口現金出納帳の設定FBCJC1-小口現金出納帳の伝票番号範囲FBCJC2-小口現金出納帳の取引名決算・ 繰越TrCd代表メニューパス機能説明FC10‐財務諸表FAGLGVTR‐残高繰越F.07‐債権債務残高繰越税金TrCd代表メニューパス機能説明S_P00_07000134‐一般源泉徴収税レポートS_PL0_09000447‐(仕入先の)源泉徴収税申告書S_ALR_87012357‐消費税レポートS_ALN_01001767‐日本用償却資産税レポート会計年度・会計期間TrCd代表メニューパス機能説明OB52‐会計上会計期間OPENAJRW‐資産会計年度変更その他TrCd説明F-53支払転記F-54仕入先前払金消込F-55統計転記F-56統計転記反対仕訳F-57仕入先備忘明細F-58支払印刷F-59支払請求F-63仕入先請求書の未転記F-64得意先未転記請求書F-65未転記伝票入力F-66仕入先未転記クレジットメモF-67得意先未転記クレジットメモF-90仕入先からの取得F-91決済勘定により転記された資産取得F-92得意先への資産売却FAGL_FC_VAL外貨建て:評価替えの実行FBBP勘定決定システム設定変更FBD1、FBD2、FBD3繰返伝票登録、変更、照会FBKP管理 財務会計システム設定FBMP督促処理FBN1会計伝票番号範囲FBR2伝票参照転記FBTPテキスト決定システム設定変更FBU3会社間取引照会FD11得意先勘定分析(売掛金残高確認)FEBA銀行報告書編集FF_5銀行報告書インポート全銀協(日本)FF7A資金管理と予測FMIRビュー“オープン期間指定” 変更:概要FSE2財務諸表バージョン変更FSS0項目ステータスグループ割当FTXP消費税コード定義


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    概要源泉徴収及び源泉徴収税とは

    源泉徴収とは、給与・報酬などの支払者が、給与・報酬などを支払う際にそれから所得税などを差し引いて国などに納付する制度であり、源泉徴収税は源泉徴収された税金のことです。

    日本の源泉徴収税

    主に個人に対しての支払金額が対象となる(受領者が法人の場合は、馬主に対する競馬の賞金のみが対象)

    No.2792 源泉徴収が必要な報酬・料金等とは - 国税庁

    構成要素源泉徴収税タイプ

    源泉徴収税タイプによって以下が定義されます。

    転記時期
    税タイプ作成の最初から請求時転記と支払時転記とのどちらかに指定できます。転記される勘定
    自動仕訳処理で税額が転記される勘定はタイプごとに指定します。その他の制御情報 
    下記の図で示されるように、課税基準額の判断を正味額にするか総額にするかやマニュアル入力可能かどうかなどの設定も税タイプ毎に制御可能です。源泉徴収税コード

    源泉徴収税コードによって以下が定義されます。

    税額の計算方法課税基準額の計算課税率軽減率

    税額が転記される税勘定

    手順

    国毎に徴収税タイプを定義 徴収税コードを定義、税率などを決定 会社に必要な税タイプを割当 税タイプに転記時仕訳勘定コードを割当