このトピックは土地に関する用語をサマリーしました。(編集中)
土地の用途
用語 | 説明 |
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地目(ちもく) | 土地の種類(用途)を表す分類であり、不動産登記法により登記所(法務局)が、土地の現況及び利用目的で判断し登記されます。 現在は全部で23区分あり、主なのは宅地、田、畑、山林、雑種地の5区分があり、そのほかには牧場、原野、塩田、鉱泉地、池沼、墓地、境内地、運河用地、水道用地、用悪水路、ため池、堤、井溝、保安林、公衆用道路、公園、鉄道用地、学校用地があります。 |
宅地(たくち) | 建物の敷地及びその維持若しくは効用を果たすために必要な土地。 |
田(た) | 農耕地で用水を利用して耕作する土地。 |
畑(はたけ) | 農耕地で用水を利用しないで耕作する土地 |
山林(さんりん) | 耕作の方法によらないで竹木の生育する土地 |
雑種地(ざっしゅち) | どの地目にもあてはまらない土地。 |
農地(のうち) | 耕作の目的に供される土地。 地目の田と畑が纏めて農地と呼ばれます。農地では、基本的に農地法が適用されることになります。 |
土地の地域地区
用語 | 説明 |
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都市計画区域 | 市計画法という法律によって、都道府県知事や国土交通大臣が指定するエリア。 都市計画法(法第7条)により、都市計画区域は市街化区域と市街化調整区域に区域区分されています。 都市計画区域の他には、「都市計画区域外」と「準都市計画区域」があります。 |
市街化区域 | 既に市街地を形成している区域と概ね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図る区域であり、都市の発展動向等を勘案して市街地として積極的に整備する区域。 |
市街化調整区域 | 市街化を抑制すべき区域。 原則として用途地域を定めず、農林漁業用の建築物等や一定の要件等を備えた開発行為以外は許可されません。 |
土地の形状
用語 | 説明 |
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地形(じがた) | 土地の形や傾斜などの状態のこと。 |
整形地(せいけいち) | 長方形や正方形などのように、ある程度形が整っている土地。 |
不整形地(ふせいけいち) | きれいな正方形や長方形の形状をした土地(「整形地」)以外の土地。 |
土地の価格
用語 | 説明。 |
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基準地価(きじゅんちか) | 各都道府県内から選んだ全国2万ヶ所以上の基準地の標準価格。 土利用計画法(1974年制定)に基づき、1m2(林地は10アール)あたりの評価額を1ヶ所につき1人以上の不動産鑑定士が鑑定評価し、毎年7月1日現在の標準価格として都道府県知事が9月下旬に公表しています。 |
公示地価(こうじちか) | 土地の取引において広く指標とされる「都市計画区域内の土地」の1平方メートルあたりの価格。 公示地価は毎年1月1日時点の土地の価格を国土交通省土地鑑定委員会の評価により決定し、毎年3月下旬に公表されます。 |
路線価(ろせんか) | 道路に面した宅地の1㎡あたりの土地の価格。 路線価には「相続税路線価」と「固定資産税路線価」という2つがあり、それぞれにどれくらいの税金がかかるかを求めるのに使われる指標となります。ちなみに、単に「路線価」とだけ記されている場合には「相続税路線価」のことが多いです |
実勢価格(じっせいかかく) 時価(じか) | 実際に市場で取引されたときの価格。 |
概要
法人税等には、法人税の他、都道府県民税、市町村民税および利益に関連する金額を課税標準とする事業税が含まれます
税率
税金の種類 | 東京都23区内の場合 | その他都道府県の場合 | ||||
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400万円以下 | 400-800万円 | 800万円超 | 400万円以下 | 400-800万円 | 800万円超 | |
法人税 | 15.00% | 15.00% | 23.90% | 15.00% | 15.00% | 23.90% |
地方法人税 | 0.66% | 0.66% | 1.05% | 0.66% | 0.66% | 1.05% |
法人法人税 | - | - | - | - | - | - |
都民税 | 1.94% | 1.94% | 3.08% | - | - | - |
道府県民税 | - | - | - | 0.48% | 0.48% | 0.76% |
市町村税 | - | - | - | 1.46% | 1.46% | 2.32% |
法人事業税 | 3.40% | 5.10% | 6.70% | 3.40% | 5.10% | 6.70% |
地方法人特別税 | 1.46% | 2.20% | 2.89% | 1.46% | 2.20% | 2.89% |
合計 | 22.46% | 24.90% | 37.62% | 22.46% | 24.90% | 37.62% |
法定実効税率 | 21.42% | 23.20% | 34.34% | 21.42% | 23.20% | 34.34% |
主な仕組
会社は「収益」から「費用」を引いて「利益」を求めますが、税法上は「益金」から「損金」を引いて「所得」を算出します。この収益と益金、費用と損金はイコールではありません。
会社の経営状態を調べるには、正確な情報が必要です。そのため、決算では「収益」「費用」「利益」を求めます。対して法人税の計算の場合は、課税の公正さや国の税務政策を優先する性質上、会社が費用だと考えるものでも、税法上は費用にならないというものが出てくるのです。よって益金と収益、損金と費用は同じにはならないのです。
申告書の構成
損金不算入
損金不算入となるのは以下のものがあります。
- 交際費等
- 減価償却の超過額など
- 事前に届け出のない役員給与・過大な役員報酬など
- 法人税や法人住民税(租税公課)
別表五(二)租税公課の納付状況等に関する明細書 - 一定以上の寄付金
納税充当金
法人税の申告書の別表5⑴や別表5⑵には、「納税充当金」という文言が頻繁に出てきます。
ここの納税充当金とは、納税に用いるお金のことであり、簿記や会計用語にある「未払法人税」に該当します。
納税充当金の処理方法は下記の二つがあります。
繰入
納税充当金を繰り入れるとは
別表5⑵に繰入額と取崩額という欄があります。
損金経理により納税充当金に繰り入れるとは、会計的に言い換えると「法人税等を、相手勘定科目を未払法人税等として計上する」ということになります。
仕訳すると
法人税・住民税及び事業税 ××× / 未払法人税等 ×××
取り崩し
納税充当金を取り崩しにより納付するとは、会計的に言い換えると「未払法人税等を反対(借方)に仕訳して法人税等を納付する」ということになります。
仕訳で表すと
未払法人税等 ××× / 現金 ×××
このトピックでは、リポジトリ情報が格納される各システムテーブルを抜粋して説明します。
リポジトリ管理
技術名称 | 説明 | 主要項目 | |
---|---|---|---|
TADIR | リポジトリオブジェクトのディレクトリ | PGMIDプログラムID OBJECTオブジェクトタイプ OBJ_NAMEオブジェクト名称 SRCSYSTEM マスタシステム DEVCLASSパッケージ MASTERLANGマスタ言語 COMPONENTソフトウェアコンポーネント |
ABAPアプリケーション
技術名称 | 説明 | 主要項目 | |
---|---|---|---|
TAPLP | アプリケーションディレクトリ | APPL アプリケーションカテゴリ名 KTEXT アプリケーション短文テキスト |
ABAPディクショナリ
技術名称 | 説明 | 主要項目 | |
---|---|---|---|
DD02L | DBテーブル | TABNAME テーブル名 TABCLASS テーブルカテゴリ BUFFERED バッファリング CONTFLAG 出荷クラス | |
DD08L | DBテーブル 外部キー | TABNAME テーブル名 FIELDNAME 項目名 CHECKTABLE チェックテーブル FRKART 依存度 | |
DD05S | DBテーブル 外部キー 項目 | TABNAME テーブル名 FIELDNAME 項目名 PRIMPOS 位置 FORTABLE外部キーテーブル FORKEY外部キー項目 | |
DD09L | DBテーブル 技術設定 | TABNAME テーブル名 TABKATサイズカテゴリ TABARTデータクラス PUFFERUNGバッファタイプ TRANSPFLAG透過フラグ BUFALLOWバッファ可能 | |
DD12L | DBテーブル 二次索引 | SQLTABテーブル名 INDEXNAME索引 ID | |
DD17S | DBテーブル 二次索引 項目 | SQLTABテーブル名 INDEXNAME索引 ID POSITIONテーブル位置 FIELDNAME項目名 DESCFLAG降順 | |
DD03L | DBテーブル 項目 | TABNAME テーブル名 FIELDNAME項目名 POSITIONテーブル位置 KEYFLAGキー項目 MANDATORY必須項目 ROLLNAMEデータエレメント CHECKTABLEチェックテーブル INTTYPE ABAP データ型 DATATYPEデータ型 | |
DD35L | SAPテーブル項目 検索ヘルプ割当 | TABNAME テーブル名 FIELDNAME項目名 SHLPNAME検索ヘルプ名 | |
DD36S | SAPテーブル項目 検索ヘルプパラメータ | TABNAME テーブル名 FIELDNAME項目名 SHLPFIELD検索ヘルプ Para SHTYPE割当タイプ SHTABLE割当テーブル SHFIELD割当項目 | |
DARTT | 技術設定 データクラス | ||
DGKAT | 技術設定 サイズカテゴリ | ||
DD25L | テーブルビュー | VIEWNAMEビュー名 ROOTTAB一次テーブル VIEWCLASSビュータイプ CUSTOMAUTH出荷クラス VIEWGRANT更新ステータス GLOBALFLAGテーブル更新 | |
DD26S | テーブルビュー 基本・結合テーブル | VIEWNAMEビュー名 TABNAME基本テーブル OBJPOS反復グループ位置 | |
DD27S | テーブルビュー項目 | VIEWNAMEビュー名 OBJPOS反復グループ位置 VIEWFIELDビュー項目 TABNAME基本テーブル FIELDNAME基本項目 KEYFLAGキー項目 ROLLNAMEデータエレメント RDONLY更新フラグ | |
DD28S | テーブルビュー 選択条件 | CONDNAME選択条件 ID POSITION反復グループ位置 TABNAMEテーブル名 FIELDNAME項目名 NEGATION否定 OPERATOR演算子 CONSTANTS定数 CONTLINE継続行フラグ AND_OR | |
DD29L | テーブルビューとマッチコードIDの選択条件 | CONDNAME選択条件 ID VIEWNAMEビュー名 LINE_CNT反復グループ位置 | |
DD01L | ドメイン | DOMNAME ドメイン名 AS4LOCAL有効化ステータス DATATYPE データ型 LENG 長さ DECIMALS 小数点以下桁数 ENTITYTAB 値テーブル CONVEXIT 変換ルーチン | |
DD07L | ドメイン値 | DOMNAME ドメイン名 AS4LOCAL有効化ステータス VALPOS ドメイン値キー DOMVALUE_L ドメインの値:下限/単一値 DOMVALUE_H ドメインの値:上限 | |
DD30L | 検索ヘルプ | SHLPNAME検索ヘルプ名 SELMETHOD選択メソッド SELMTYPE選択カテゴリ SELMEXIT検索ヘルプ Exit | |
DD32S | 検索ヘルプ 項目 | SHLPNAME検索ヘルプ名 FIELDNAME検索ヘルプ Para FLPOSITION検索ヘルプ項目位置 ROLLNAMEデータエレメント SHLPINPUT IMPORT param. SHLPOUTPUT EXPORT param. SHLPSELPOS 選択位置 SHLPSELDIS 選択表示 DATATYPE データ型 | |
DD31S | 複合検索ヘルプ 割当 | SHLPNAME検索ヘルプ名 SUBSHLP検索ヘルプ VIASHLP検索ヘルプ (親) | |
DD33S | 検索ヘルプ 項目割当 | SHLPNAME検索ヘルプ名 FIELDNAME検索ヘルプ Para SUBSHLP検索ヘルプ SUBFIELD参照パラメータ | |
DD25L | ロックオブジェクト | ||
DD26S | ロックオブジェクト 二次テーブル | ||
DD27S | ロックオブジェクト 項目 | ||
DDLOG | バッファ同期 | ||
DDSYN | バッファ同期化のパラメータ |
ABAPプログラム
技術名称 | 説明 | 主要項目 | |
---|---|---|---|
REPOSRC | レポートソースコード | PROGNAMEプログラム名 CLASPGM クラス SUBCプログラム Type APPL Application SECU権限グループ DATA Source Code | |
TLIBG | 汎用グループ | ||
TFDIR | 汎用モジュール | FUNCNAME汎用モジュール PNAMEプログラム名 FMODEモード UTASK更新 | |
FUPARAREF | 汎用モジュール(パラメータ) | FUNCNAME汎用モジュール PARAMETERパラメータ名 PARAMTYPEパラメータ Type STRUCTURE関連する型 DEFAULTVALデフォルト値 OPTIONALオプション params | |
ENLFDIR | 汎用モジュール(追加属性) | FUNCNAME汎用モジュール AREA汎用グループ ACTIVE有効 GENERATED生成済 FREEDATEリリース日付 | |
D020S | Dynpro 内容 | PROGプログラム名 DNUM Dynpro番号 TYPE Dynproタイプ FNUM DGRP | |
D021T | Dynpro キーワードテキスト | PROGプログラム名 LANG言語 FLDN項目名 DTXT画面のキーワードテキスト | |
VARID | バリアント一覧 | REPORTレポート名 VARIANTバリアント | |
VARIS | 選択画面へのバリアント割当 | REPORTレポート名 DYNNR Dynpro 番号 VARIANTバリアント | |
D342L | GUIステータス | PROGNAME プログラム名称 STATUS GUI ステータス TYPEロードタイプ | |
D347T | GUI表題 | PROGNAMEプログラム名称 SPRSL言語 OBJ_CODE表題番号 | |
SEOCLASS | クラス/インタフェース | CLSNAME クラス名称 CLSTYPEクラスタイプ UUID | |
SEOCLASSDF | クラス/インタフェース定義 | CLSNAME クラス名称 VERSIONバージョン CATEGORYカテゴリ EXPOSURE可視性 STATEステータス RELEASEリリース CLSEMBED埋込可能 CLSABSTRCT抽象 CLSFINAL 最終クラス | |
SEOCOMPO | クラス/インタフェースコンポーネント | CLSNAME クラス名称 CMPNAMEコンポーネント CMPTYPEコンポーネントタイプ MTDTYPEメソッドタイプ | |
SEOCOMPODF | クラス/インタフェースコンポーネント定義 | CLSNAME クラス名称 CMPNAMEコンポーネント VERSIONバージョン EXPOSURE可視性 STATEステータス | |
SEOFRIENDS | クラス/インタフェース フレンド属性 | CLSNAME クラス名称 REFCLSNAME参照クラス名称 FRIENDTYPEフレンドタイプ VERSIONバージョン STATEステータス | |
SEOIMPLREL | クラス/インタフェース 属性(参照型定義) | CLSNAME クラス名称 CMPNAMEコンポーネント VERSIONバージョン REFCLSNAME参照クラス名称 IRLTYPE関係タイプ | |
SEOMETAREL | クラス/インタフェース スーパークラス・インタフェース定義 | CLSNAME クラス名称 REFCLSNAME参照クラス名称 VERSIONバージョン STATEステータスステータス RELTYPEクラス間の関係タイプ RELNAME関係タイプ名 | |
SEOREDEF | クラス/インタフェース 定義のオーバーライド) | CLSNAME クラス名称 REFCLSNAME参照クラス名称 VERSIONバージョン MTDNAMEメソッド名称 MTDABSTRCT抽象 MTDFINAL Final ATTVALUE初期値 | |
SEOSUBCO | クラス/インタフェース サブコンポーネント | CLSNAME クラス名称 CMPNAMEコンポーネント SCONAMEサブコンポーネント CMPTYPEコンポーネントタイプ MTDTYPEメソッドタイプ | |
SEOSUBCODF | クラス/インタフェース サブコンポーネント定義 | CLSNAME クラス名称 CMPNAMEコンポーネント SCONAMEサブコンポーネント VERSIONバージョン LOCKEDロック PARDECLTYP宣言レベル PARPASSTYP引渡しタイプ TYPTYPE型指定 | |
SEOTYPEPLS | クラス/インタフェース データ型グループ割当 | CLSNAME クラス名称 TYPEGROUPタイプグループ | |
SHDSVCI | 画面バリアント | SCVARIANT画面バリアント PROGNAMEプログラム DYNPRO Dynpro番号 | |
SHDSVFVCI | 画面バリアント: 項目内容 | SCVARIANT画面バリアント FIELDNAME項目名 STEPLステップループ行 FIELDVALUE項目値 -- | |
SHDTVU | クライアント依存トランザクションバリアント | TCVARIANT トランザクションバリアント TCODE トランザクションコード | |
クライアント依存トランザクションバリアント | TCODE トランザクションコード TCVARIANT トランザクションバリアント | ||
SHDTVCIU | クライアント非依存トランザクションバリアント | TCVARIANT トランザクションバリアント TCODE トランザクションコード | |
クライアント非依存トランザクションバリアント | TCODE トランザクションコード TCVARIANT トランザクションバリアント | ||
TSTC | トランザクションコード | TCODEトランザクションコード PGMNAプログラム DYPNO Dynpro | |
- | - |
WebDynproプログラム
技術名称 | 説明 | 主要項目 | |
---|---|---|---|
WDY_COMPONENT | Web Dynpro: Component | COMPONENT_NAMEコンポーネント名称 VERSIONプログラムステータス TYPEタイプ MODULE‗POOL_NAMEモジュールプール名 |
拡張
技術名称 | 説明 | 主要項目 | |
---|---|---|---|
MODSAP | 拡張プロジェクト(カスタマEXIT) | NAME拡張プロジェクト名称 構成要素TYPタイプ MEMBER拡張名称 DEVCLASSパッケージ | |
MODACT | 拡張実装(カスタマEXIT) | NAME拡張名 TYP構成要素タイプ MEMBER拡張 | |
BADI_SPOT | BAdi定義 | BADI‗NAME BAdi定義名称 ENHSPOTNAME拡張スポット名称 | |
ENHOBJ | 拡張オブジェクト | ENHNAME拡張実装 VERSIONバージョン OBJ_TYPオブジェクトタイプ OBJ_NAMEオブジェクト名称 |
このトピックでは、移送に関わるシステムテーブルを抜粋して説明します。
概要
以下の表でテーブル一覧を示します。
No. | カテゴリ | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | システム構成 | TCETRAL | 移送レイヤ | 移送レイヤの情報を格納 |
2 | TCERELE | 移送レイヤの詳細 | - | |
3 | TMSCDOM | 移送ドメイン | 移送ドメインの情報を格納 | |
4 | TMSCDES | 宛先 | 宛先の情報を格納 | |
5 | TMSCNFS | 移送グループ | 移送ドメインの情報を格納 | |
6 | TMSCSYS | システム | システムの情報を格納 | |
7 | 変更管理 | E070 | 依頼/タスクのヘッダ | 依頼/タスクのヘッダ情報を格納 |
8 | E070A | 依頼の属性 | 依頼の属性情報を格納 | |
9 | E070C | 依頼/タスクのソース/対象クライアント | 依頼/タスクのソースクライアントを格納 | |
10 | E070L | 依頼/タスクの番号割当用索引 | 最後に割り当てれた番号を格納 | |
11 | E071 | 依頼/タスクの明細 | 変更されたオブジェクト情報を格納 | |
12 | E071K | 依頼/タスクのキーエントリ | テーブルデータの場合のキー情報を格納 | |
13 | TTOBJECTS | 翻訳関連に応じた移送オブジェクト | - | |
14 | 移送管理 | TSYIMPSTAT | 移送依頼インポートステータス | - |
15 | TMSBUFREQ | 移送バッファの移送依頼 | - |
詳細(システム構成)
TCETRALテーブル
移送レイヤ、移送レイヤの情報を格納
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | VERSION | バージョン | - |
2 | ○ | TRANSLAYER | 移送レイヤ | - |
TMSCDOMテーブル
移送ドメイン、移送ドメインの情報を格納
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | DOMNAM | 移送ドメイン | - |
2 | DOMCTL | ドメインコントローラ | - |
TMSCDESテーブル
宛先、宛先の情報を格納
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | RFCDES | RFC宛先 | - |
2 | ○ | LIMBO | フラグ | - |
3 | RFCTYPE | 接続タイプ | - | |
4 | RFCLIBFLG | 負荷分散 | - | |
5 | RFCHOST | 対象ホスト | - | |
6 | RFCSERV | サービス | - | |
7 | RFCCLIENT | クライアント | - | |
8 | RFCUSER | ユーザ | - | |
9 | RFCAUTH | パスワード | - | |
10 | DOMNAM | 移送ドメイン | - |
TMSCNFSテーブル
移送グループ、移送ドメインの情報を格納
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | DOMNAM | 移送ドメイン | - |
2 | ○ | NFSGRP | 移送グループ | - |
TMSCSYSテーブル
システム、システムの情報を格納
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | DOMNAM | 移送ドメイン | - |
2 | ○ | SYSNAM | システム名 | - |
3 | ○ | LIMBO | フラグ | - |
4 | NFSGRP | 移送グループ | - | |
5 | DESADM | RFC宛先 | - | |
6 | INSTNO | インストール番号 | - |
詳細(移送系)
E070テーブル
依頼/タスクのヘッダ
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | TRKORR | 依頼/タスク番号 | - |
2 | TRFUNCTION | タイプ | 依頼の場合、K(ワークベンチ依頼)やW(カスタマイジング依頼)といった分類が格納されます | |
3 | TRSTATUS | ステータス | D(修正可能)、R(リリース済)などがあります | |
4 | TARSYSTEM | 移送対象 | - | |
5 | KORRDEV | カテゴリ | CUST(クライアント依存)、(クライアント非依存)があります | |
6 | AS4USER | 所有者 | - | |
7 | STRKORR | 上位移送 | - |
E070Lテーブル
CTS: 依頼/タスクの番号割当用索引
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | LASTNUM | 識別 | - |
2 | TRKORR | 移送/タスク番号 | - |
E070Lには何番から採番すれば良いのかという情報を保持しています。 開発機を何らかの理由で過去の状態に戻すと、移送依頼番号も、また若い番号から採番されてしまいます。 例えば、KDA0900100 まで採番された状態に戻ると、KDA0900100 から KDA0900200 までは2回繰り返されることになってしまい、それらの移送依頼をリリースしようとすると、移送ディレクトリに存在する過去の移送ファイルと重複してしまうため、エラーになってしまいます。 このような「移送依頼番号の重複」を回避するためには、移送依頼番号の情報を管理しているテーブル E070L の内容を移送依頼番号が重複しないような大きい番号に編集してあげればOKです。 ただ、このテーブルは編集不可に設定されているため、T-cd:SE16 では編集できません。 データベースレベルで直接 SQL を実行して編集します。 update E070L SET TRKORR = 'KDA0900300' WHERE LASTNUM = 'TRKORR';
E071テーブル
依頼/タスクのオブジェクトエントリ
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | TRKORR | 依頼/タスク番号 | - |
2 | ○ | AS4POS | 明細行番号 | - |
3 | PGMID | プログラムID | - | |
4 | OBJECT | オブジェクトタイプ | - | |
5 | OBJ_NAME | オブジェクト名 | - | |
6 | LOCKFLAG | ロックステータス | - |
このトピックでは、権限に関わるシステムテーブルを抜粋して説明します。
概要
カテゴリ | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|
ユーザ | USR01 | ユーザマスタレコード | 基本属性を定義 |
USR02 | ユーザログオンデータ | ユーザログオンデータを定義 | |
USR03 | ユーザアドレスデータ | ユーザアドレスデータを定義 | |
USR04 | ユーザ権限 | ユーザに割り当てられた権限プロファイル情報を格納 | |
USR05 | ユーザマスタパラメータID | ユーザパラメータ値を格納 | |
USR21 | ユーザ名アドレスキーの割当 | ユーザのアドレスキー値を格納 | |
ADR2 | 電話番号 (アドレス管理) | ユーザの電話番号を格納 | |
ADR3 | FAX 番号 (アドレス管理) | ユーザのFAX番号を格納 | |
ADR6 | 電子メールアドレス | ユーザの電子メールアドレスを格納 | |
ロール | AGR_AGRS | 集合ロール内のロール | - |
AGR_DEFINE | ロール定義 | - | |
AGR_FLAGS | ロール属性 | - | |
AGR_HIER | ロールメユー構造 | - | |
AGR_1016 | ロールプロファイル | - | |
AGR_1250 | ロール権限データ(ヘッダ) | - | |
AGR_1251 | ロール権限データ(項目値明細) | - | |
AGR_1252 | ロール権限データ(組織要素) | - | |
権限オブジェクト | TOBC | 権限クラス | 権限クラスを定義 |
TOBJ | 権限オブジェクト | 権限オブジェクトと権限オブジェクトの項目構成を定義 | |
TACTZ | 権限オブジェクトごとの有効アクティビティ | 権限オブジェクトごとの有効アクティビティ | |
権限プロファイル | UST10C | 複合権限プロファイル | 含められている単一ロールを定義 |
UST10S | 単一権限プロファイル | 権限プロファイルの権限名を定義 | |
UST12 | 権限プロフィル権限値 | 権限オブジェクト別に権限プロファイル毎の各権限項目値を格納 | |
権限(ユーザ) | USR10 | ユーザマスタ権限プロファイル | - |
USR12 | ユーザマスタ権限値 | - | |
USR16 | ユーザ権限用変数の値 | - | |
権限(トランザクション) | TSTCA | トランザクションコード権限の値 | SE93で照会・更新 |
USOBT | トランザクション>権限オブジェクト | SU22/SU24で照会・更新 | |
USOBX | USOBTのチェック用テーブル | - | |
USOBT_C | トランザクション>権限オブジェクト(カスタマ) | - | |
USOBX_C | USOBT_Cのチェック用テーブル | - |
詳細(ユーザ系)
USR01テーブル
ユーザマスタレコード
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | BNAME | ユーザ | ユーザID |
2 | STCOD | 開始メニュー | - | |
3 | SPLD | 出力デバイス | - | |
4 | DATFM | 日付書式 | - | |
5 | DCPFM | ISOコード | - | |
6 | LANGU | 言語 | - |
USR02テーブル
ユーザログオンデータ
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | BNAME | ユーザ | ユーザID |
2 | BCODE | 初期パスワード | - | |
3 | USTYP | ユーザタイプ | - |
USR04テーブル
ユーザ権限
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | BNAME | ユーザ | ユーザID |
2 | NRPRO | プロファイル数 | - | |
3 | PROFS | プロファイル名リスト | - |
USR05テーブル
ユーザパラメータ
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | BNAME | ユーザ | ユーザID |
2 | PARID | パラメータID | - | |
3 | PARVA | パラメータ値 | - |
定義可能なパラメータ名はTPARAテーブルに定義されます。
詳細(ロール)
AGR_DEFINEテーブル
ロール定義
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | AGR_NAME | ロール名称 | - |
2 | TEXT | テキスト | - |
AGR_FLAGSテーブル
ロール属性
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | AGR_NAME | ロール名称 | - |
2 | ○ | FLAG_TYPE | 属性タイプ | - |
3 | FLAG_VALUE | 属性値 | - |
AGR_HIERテーブル
ロールメユー構造 AGR_HIERT
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | AGR_NAME | ロール名称 | - |
2 | ○ | OBJECT_ID | メニューID | - |
3 | FOLDER | 親メニューID | - | |
4 | SORT_ORDER | ソート順番 | - | |
5 | MENU_LEVEL | メニューレベル | - | |
6 | SAP_GUID | 一意 ID | - | |
7 | ATTRIBUTES | 親メニューID | - | |
8 | SOURCE_AGR | 色 | - | |
9 | ICON | メニューエントリアイコン | - | |
10 | APPL_ALIAS | メニューエントリテキスト | - |
AGR_1016テーブル
ロールプロファイル名称
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | AGR_NAME | ロール | - |
2 | ○ | COUNTER | カウンタID | - |
3 | PROFILE | プロファイル | - | |
4 | GENERATED | 生成済 | - | |
5 | PSTATE | バージョン | - |
AGR_1250テーブル
ロール権限データ(ヘッダ)
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | AGR_NAME | ロール | - |
2 | ○ | COUNTER | カウンタID | - |
3 | OBJECT | 権限オブジェクト | - | |
4 | AUTH | 権限値 | - | |
5 | MODIFIED | オブジェクトステータス | - |
AGR_1251テーブル
ロール権限データ(項目値明細)
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | AGR_NAME | ロール | - |
2 | ○ | COUNTER | カウンタID | - |
3 | OBJECT | 権限オブジェクト | - | |
4 | AUTH | 権限値 | - | |
5 | FIELD | 項目名 | - | |
6 | LOW | 値 | - | |
7 | HIGH | 値 | - |
AGR_1252テーブル
ロール権限データ(組織要素) ロールが関連付ける組織(販売組織、購買組織、会社コードなど)の情報を格納します。 利用可能な組織の変数名がUSVARに定義されます。
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | AGR_NAME | ロール | - |
2 | ○ | COUNTER | カウンタID | - |
3 | VARBL | 組織変数名 | - | |
4 | LOW | 値 | - | |
5 | HIGH | 値 | - |
AGR_USERSテーブル
ユーザへのロール割当
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | AGR_NAME | ロール | - |
2 | ○ | UNAME | ユーザ | - |
3 | ○ | FROM_DAT | 開始日付 | - |
4 | ○ | TO_DAT | 終了日付 | - |
5 | COL_FLAG | 集合ロールからの割当 | - |
詳細(権限オブジェクト系)
TOBCテーブル
権限クラス
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | OCLSS | 権限クラス | - |
TOBJテーブル
権限オブジェクト
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | OBJCT | 権限オブジェクト名称 | - |
2 | FIEL1~FIEL0 | 項目名 | - | |
3 | OCLSS | 権限クラス | - |
TACTZテーブル
権限オブジェクトごとの有効アクティビティ
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | BROBJ | 権限オブジェクト名 | - |
2 | ○ | ACTVT | アクティビティ | - |
詳細(権限プロファイル系)
UST10Cテーブル
複合権限プロファイル
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | PROFN | 複合プロファイル | - |
2 | ○ | AKTPS | バージョン | - |
3 | ○ | SUBPROF | 単一プロファイル | - |
UST10Sテーブル
単一権限プロファイル
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | PROFN | プロファイル | - |
2 | ○ | AKTPS | バージョン | - |
3 | OBJCT | 権限オブジェクト | - | |
4 | AUTH | ユーザマスタ:権限名 | - |
UST12テーブル
権限プロフィル権限値
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | OBJCT | 権限オブジェクト | - |
2 | ○ | AUTH | ユーザマスタ:権限名 | - |
3 | ○ | AKTPS | バージョン | - |
4 | ○ | FIELD | 権限項目 | - |
5 | ○ | VON | 権限項目値 | - |
6 | ○ | BIS | 権限項目値 | - |
詳細(権限(ユーザ)系)
USR10テーブル
ユーザマスタ権限プロファイル
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | PROFN | プロファイル名 | - |
2 | ○ | AKTPS | バージョン | - |
3 | TYP | タイプ | - | |
4 | NRAUT | プロファイル/権限の数 | - | |
5 | AUTHS | 権限 | - |
USR12テーブル
ユーザマスタ権限値
項目一覧
No. | PK | 技術名称 | 名称 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | OBJCT | 権限オブジェクト | - |
2 | ○ | AUTH | ユーザマスタ:権限名 | - |
3 | ○ | AKTPS | バージョン | - |
4 | VALS | 権限値 | - |
このトピックでは、NetWeaver ABAPの権限チェックの実装を取り上げて説明します。
権限チェックのタイミング
権限のチェックは、プログラムレベルのチェックとシステムレベルのチェックと2種類があります。
プログラムレベルのチェック
プログラムレベルでのチェックは、プログラムでAUTHORITY-CHECKを明示的に組み込む必要があります。 AUTHORITY-CHECK によって、ユーザに指定されたプロファイルが検索され、AUTHORITY-CHECKに指定された権限オブジェクトの権限をユーザが持っているかどうかが確認されます。検索された権限のいずれかが必要な値に一致する場合は、チェックは成功です。
システムレベルのチェック
システムレベルのチェックは、個別にプログラミングする必要がなく、システムより自動的に実施される権限チェックです。トランザクションやレポートプログラムが起動する際に、ユーザが該当機能を実行できる権限をもっているかどうかをシステムよりチェックされます。
トランザクション起動時
トランザクションが起動する際に、システムから以下のチェックは順に実施されます。
- トランザクションコードは有効か
テーブルTSTCチェック - トランザクションがシステム管理者によってロックされているか
テーブルTSTCチェック - S_TCODE権限チェック
ユーザが実行できるトランザクションコード一覧に該当トランザクションコードがはいっていないかをチェックされます。 - 追加権限チェック
SE93で該当トランザクションに追加権限が割り当てられた場合、それがチェックされます。 - 割当権限チェック
SU24で該当トランザクションに権限オブジェクトを割り当て且つチェックフラグを設定された場合、それがチェックされます
レポートクラスの開始
レポートに権限クラスを割り当てることによって、追加権限チェックを実行することができます。
RFC汎用モジュールの呼出
RFC汎用モジュールがRFCクライアントプログラムまたは他のシステムによって呼び出されると、呼び出されたシステムの権限オブジェクトS_RFC の権限チェックが実行されます。
権限チェックのカスタマ実装
権限設計は、業務運用でどこかの場面で何かの権限制御をかけなければならないという要件から始まります。 例として、「販売伝票一覧を出力するレポート処理で、ログオンユーザが権限を持っていない販売エリアの伝票を出力しない」という権限制御を取り上げます。
権限オブジェクトの定義
権限オブジェクトV_VBAK_VKOは、例の権限制御を実現できる標準権限オブジェクトです。
権限クラス | 権限オブジェクト | 権限項目 |
---|---|---|
SD | V_VBAK_VKO | VKORG(販売組織) |
VTWEG(流通チャネル) | ||
SPART(製品部門) | ||
ACTVT(アクティビティ) |
権限チェックの実装
以下の権限チェック処理で、ユーザが権限を持っていない販売エリアのデータが出力対象にならないように制御しております。
LOOP AT T_VBAK INTO L_VBAK. AUTHORITY-CHECK OBJECT 'V_VBAK_VKO' ID 'VKORG' FIELD L_VBAK-VKORG ID 'VTWEG' FIELD L_VBAK-VTWEG ID 'SPART' FIELD L_VBAK-SPART ID 'ACTVT' FIELD '03'. IF NOT SY-SUBRC IS INITIAL. DELETE T_VBAK. ENDIF.
ENDLOOP.
ユーザ
ユーザ毎に設定・保持されるデータは、ユーザマスタレコードと呼ばれます。
ユーザの基本データ
ユーザの基本データには、アドレスデータ、ログオンデータ、デフォルトデータがあります。
- アドレス
姓・名や、職務、文書、連絡方法などの情報が含められます。 - ログオンデータ
パスワードや有効期限などの情報が含められます。 - デフォルト
ログオン言語や、書式(数値、日付、時刻)、スプール制御などの情報が含められます。
ユーザパラメータ
ユーザパラメータによって、SAP項目に初期値が指定されます。項目を指定すると、初期値が自動的に表示されます。項目定義によって、そのエントリをユーザ入力値に置き換えることもできます。 例として以下のユーザパラメータを取り上げます。
- BUK
会社コード - EKO
購買組織 - WRK
プラント
設定可能なパラメータはすべてシステムテーブルTPARAに登録されています。
ユーザとロール
ユーザに単一又は集合ロールを割り当てることができます。ユーザに複数ロールが割り当てられた場合は、結果は論理和になります。
ユーザと権限プロファイル
ユーザにマニュアル権限プロファイルを割り当てることができます。ユーザに複数権限プロファイルが割り当てられた場合は、結果は論理和になります。
ロール
ロールはユーザをグループ化する手段を提供します。 ロールは権限を割当する単位とするほか、ユーザメニュー構成を定義する単位にもなります。 ロールは、部署や役職に基づいてを設計することが多い。
ロールの分類
ロールには単一ロールと集合ロールがあります。 単一ロールには、ユーザの権限データとログオンメニューが含まれます。 集合ロールには、任意の数の単一ロールが含まれます。
ロールと権限
単一ロールの権限データから権限プロファイルが自動生成されます。ここの権限プロファイルは生成済権限プロファイルと呼ばれます。
ツール
標準機能から以下の権限管理ツールが提供されておいます。
- SU01 ユーザ管理
ユーザデータの登録、変更 - PFCG ロール更新
ロールの登録、変更 - SUIM ユーザ情報システム