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No.技術名称名称テキストテーブル説明
1MARA品目一般データMAKT品目の基本情報が格納されます
2MARC品目プラントデータ-プラント別に管理される品目の情報が格納されます
3MARD品目保管場所データ-保管場所別に管理される品目在庫情報が格納されます
4MARM品目数量単位-品目の数量単位情報が格納されます
5MBEW品目評価-品目の評価金額情報が格納されます
6MCHB品目ロット在庫-ロット別に管理される品目在庫情報が格納されます
7MLGN倉庫番号別品目データ-別に管理される品目在庫情報がが格納されます

関連図

以下の図で仕入先マスタの各テーブルの関連関係を示します。

このセクションでは各テーブル項目を抜粋して順次説明していきます。

(編集中)

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概要

以下の図で購買組織の各テーブルの関連関係を示します。

詳細

このセクションでは各テーブル項目を抜粋して順次説明していきます。

(編集中)

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以下の説明は標準のケース (マイナス在庫が存在しない、品目元帳が有効ではない、現会計期間への転記)を前提にしております。

在庫勘定への転記 (BSX)

品目が標準原価で管理されている場合は、次の計算式に従って在庫転記 (BSX)が計算されます。

  • 転記金額=入庫数量 * 標準原価 / 価格単位 (価格に比例)

または入庫の取り消しを行う場合は、次の計算式に従って在庫転記 (BSX) が計算されます。

  • 転記金額=(在庫金額 * 入庫数量) / 評価在庫の合計 (金額に比例)

品目が移動平均原価で管理されている場合は、在庫金額と決済金額が入庫/請求仮勘定で一致します。ただし、現在の在庫状況がこれを許可するときにのみに限ります。 たとえば、評価在庫の合計を借方転記する取り消しでは、品目の合計金額も借 方転記される必要があります。

入庫/請求仮勘定への転記 (WRX)

入庫/請求仮勘定への転記は、購買発注か請求書で決定された評価アプローチによって完全に決定されます。

ある数量に対して請求書がまだ登録されていない場合は、入庫数量が購買発注 価格に対して常に評価されます。しかし、入庫時の入庫数量 に対して請求書がすでに登録されている場合は、入庫はその請求価格に対して評価されます。

外貨の購買発注では、購買発注か請求書での評価アプローチは国内通貨で存在 しません (この評価アプローチは、購買発注通貨で存在します)。 評価アプローチは、伝票通貨によって国内通貨に変換されます。この変換の換算レートは、複数の個所で決定することができます。

  • 1) 購買発注のヘッダで換算レートを固定することができます。
    この換算レートを固定すると、仕入先の基本契約の特性が与えられ、この購買発注に固定の換算レートが適用される必要があります。
    つまり、システムで最新に更新される換算レートに関係なく、この固定の換算レートが使用されます。
  • 2) 請求書の登録時に、外部的に換算レートが指定されます。

換算レート差損益 (KDM)

購買発注か請求書の換算係数によって決定された国内通貨での決済金額から、システムに保管されている国内通貨の最新の換算レートを使用した伝票通貨での決済金額差異によって換算レート差損益が発生します。 換算レート差損益の相手勘定入力は、購入価格差異で決済されます。

  • (購入価格差異 = 入庫/請求金額 - 在庫金額 - 換算レート差損益)

購入価格差異 (PRD)

決済金額による差異 (たとえば標準原価と異なる購買発注価格) が発生する場合、または換算レート差損益を転記する場合 (この場合は、移動平均原価の品 目に対しても購入価格差異を転記することができます) は、購入価格差異が在庫金額の入庫/請求仮勘定に転記されます。

在庫勘定への転記 (BSX)

在庫転記の金額を決定できるようにするために、国内通貨で品目マスタに存在 する評価方法 (標準原価、在庫の合計金額) を伝票通貨に変換する必要があります。 使用する FI 伝票タイプに割り当てられる換算レートタイプを使用した転記日付で変換が実行されるため、購買発注の換算レートは関係ありません。 換算レートタイプが FI 伝票タイプに割り当てられない場合は、換算レートタイプ M が使用されます。

品目が標準原価で管理されている場合は、次の計算式に従って在庫金額 (BSX)が転記されます。

  • 入庫数量 * 標準原価 (購買発注通貨) (価格に比例)

入庫を取り消す場合は、次の計算式に従って在庫金額 (BSX) が転記されます。

  • (在庫金額 * 入庫数量)/ 評価在庫合計 (購買発注通貨)(金額に比例)

品目が移動平均原価で管理されている場合は、最新の在庫状況が条件を満たし ていると、在庫金額と決済金額が入庫/請求仮勘定で一致します。 たとえば、評価在庫の合計を借方転記する取り消しでは、品目の合計金額も借方転記される必要があります。

入庫/請求仮勘定への転記 (WRX)

国内通貨での転記と同様です。

換算レート差損益 (KDM)

購買発注通貨では、換算レート差損益が発生する可能性はありません。

購入価格差異 (PRD)

伝票通貨の在庫金額が伝票通貨の決済金額と一致しない場合は、購入価格差異 が転記されます。

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このトピックでは、移動タイプによる制御に関するテーブルを抜粋して説明します。 (随時更新中)

概要

テーブル一覧

No.技術名称名称テキストテーブル説明
1T156移動タイプT156HT/T156T-
2T156X内部処理キー修正--
3T156W転記ストリング値--
4T156SY移動タイプ: 数量/金額更新--

T156

移動タイプ

関連IMG

  • 在庫/購買管理 → 在庫管理/実地棚卸 → 移動タイプ → コピー/変更: 移動タイプ

項目一覧

No.PK技術名称名称説明
1BWART移動タイプ-
2 SHKZG借方/貸方-
3 KZWES入庫保留在庫-
4 KZVBU消費転記区分-
5 XSTBW取消移動タイプ-
6 XWSBR入庫基準請求-
7 XKOKO原価要素勘定-
-----

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概要

テーブル一覧

No.技術名称名称テキストテーブル説明
1MARA品目一般データMAKT品目の基本情報が格納されます
2MARC品目プラントデータ-プラント別に管理される品目の情報が格納されます
3MARD品目保管場所データ-保管場所別に管理される品目在庫情報が格納されます
4MARM品目数量単位-品目の数量単位情報が格納されます
5MBEW品目評価-品目の評価金額情報が格納されます
6MCHB品目ロット在庫-ロット別に管理される品目在庫情報が格納されます
7MLGN倉庫番号別品目データ-別に管理される品目在庫情報がが格納されます

関連図

以下の図で品目マスタの各テーブルの関連関係を示します。

このセクションでは各テーブル項目を抜粋して順次説明していきます。

(編集中)

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概要

以下の図で在庫組織の各テーブルの関連関係を示します。

このセクションでは各テーブル項目を抜粋して順次説明していきます。

(編集中)

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テーブル関連図

以下の図で入出庫伝票の各テーブルの関連関係を示します。

テーブル一覧

技術名称名称テキストテーブル説明
MKPFヘッダ: 入出庫伝票-入出庫伝票のヘッダ情報
MSEG伝票セグメント: 品目-入出庫伝票の明細情報

項目一覧

PK技術名称名称説明
MBLNR入出庫伝票-
MJAHR入出庫伝票年-
 VGARTトランザクション/イベントタイプ-
 BLART伝票タイプ-
 BLDAT伝票日付-
 BUDAT転記日付-
 XBLNR参照伝票番号-
 BKTXT伝票ヘッダ Text-
 FRBNR配送伝票-
 TCODE2Transaction Code-
 ---

項目明細

MKPFテーブルに格納されるデータを分類毎にまとめて説明します。

(システム制御情報)

システム制御に利用される情報は主に以下の項目があります。

(実行関連情報)

  • どの処理で生成されたデータなのか 
    トランザクションコード(TCODE2)にこの伝票を生成した処理のトランザクションコードが格納されます。

  • いつ登録されたデータなのか
    会計伝票登録日(CPUDT)と登録時刻(CPUTM)に、この伝票が登録された日付と時刻がそれぞれ格納されます。
  • 誰から登録されたデータなのか
    ユーザ名(UNAME)に、この伝票が登録されたユーザのIDが格納されます。

(フリー入力情報)

フリー入力項目とは標準テーブルに格納されますが、システムに管理されず、ユーザが自由に入力可能な項目のことです。 ユーザ個別要件を実現するためのEXIT実装にもこれらの項目がよく活用されます。

  • 参照伝票番号(XBLNR) 
    伝票番号が書いておりますが、ECCシステム内の伝票のことではありません。
    通常、取引先から受領した納品書に記載されている取引先側番号を記入することが多いが、別の用途として自由に利用してもよい項目です。 
    MB51入出庫伝票一覧で検索項目として利用できます。
  • 配送伝票(FRBNR) 
    伝票番号が書いておりますが、ECCシステム内の伝票のことではありません。
    通常、取引先から受領した納品書に記載されている取引先側番号を記入することが多いが、別の用途として自由に利用してもよい項目です。 
    MB51入出庫伝票一覧で検索項目として利用できます。
  • 伝票ヘッダ Text(BKTXT)

MSEG

入出庫伝票の明細情報が格納されます。

項目一覧

PK技術名称名称説明
MBLNR入出庫伝票-
MJAHR入出庫伝票年-
ZEILE品目伝票明細-
 MATNR品目-
 BWART移動タイプ-
 SHKZG借方/貸方-
 KZBEW移動区分-
 KZVBR消費-
 KZZUG入庫区分-
 BUSTM数量ストリング-
 BUSTW金額ストリング-
 MENGU数量更新-
 WERTU金額更新-
 EBELN購買発注-
 EBELP明細-
 LFBJA参照伝票会計年-
 LFBNR参照伝票-
 LFPOS参照伝票明細-
 MEINS基本単位-
 MENGE数量-
 ERFME入力単位-
 ERFMG入力単位数量-
 BPRME発注価格単位-
 BPMNG発注価格単位数量-
 LBKUM転記前の評価在庫合計数量-
 WERKSプラント-
 LGORT保管場所-
 CHARGロット-
 LGNUM倉庫番号-
 LGTYP保管域タイプ-
 LGPLA棚番-
 TBNUM転送要求番号-
 TBPOS転送要求明細-
 GJAHR会計年度-
 XRUEM前期へ転記-
 XRUEJ前年度へ転記-
 SAKTOG/L 勘定-
 KOKRS管理領域-
 AUFNR指図-
 PS_PSP_PNRWBS 要素-
 ANLN1資産-
 ANLN2資産補助番号-

項目明細

MSEGテーブルに格納されるデータを分類毎にまとめて説明します。

(システム制御情報)

  • BWART 移動タイプ

  • SHKZG 借方/貸方
  • KZBEW 移動区分
  • KZVBR 消費
  • KZZUG 入庫区分
  • BUSTM 数量ストリング
  • BUSTW 金額ストリング
  • MENGU 数量更新
  • WERTU 金額更新

(関連伝票情報)

  • EBELN 購買発注

  • EBELP 明細
  • LFBJA 参照伝票会計年
  • LFBNR 参照伝票
  • LFPOS 参照伝票明細

(金額情報)

  • WAERS 通貨コード
  • DMBTR 国内通貨額
  • SALK3 転記前の評価在庫合計金額

(数量情報)

  • MEINS 基本単位 
    品目マスタで定義された基本単位が転記されます

  • MENGE 数量
    基本単位の入出庫数量です。
  • ERFME 入力単位
  • ERFMG 入力単位数量
    入力単位の入出庫数量です。
  • BPRME 発注価格単位
    購買発注伝票登録時の発注価格単位がここに転記されます。
  • BPMNG 発注価格単位数量
    発注価格単位の入出庫数量です。
  • LBKUM 転記前の評価在庫合計数量

(プラント管理情報)

  • WERKS プラント

  • LGORT 保管場所
  • CHARG ロット

(倉庫管理情報)

  • LGNUM 倉庫番号
  • LGTYP 保管域タイプ
  • LGPLA 棚番
  • TBNUM 転送要求番号
  • TBPOS 転送要求明細

(会計関連情報)

  • GJAHR 会計年度
  • XRUEM 前期へ転記
  • XRUEJ 前年度へ転記
  • SAKTO G/L 勘定
    会計伝票番号の情報はMKPF/MSEGに管理されません。そのため、入出庫伝票番号から会計伝票番号を取得するには、BKPF/BSEGを見る必要があります。

(原価管理情報)

  • KOKRS 管理領域

(CO対象)原価計上ありの入出庫の場合、計上先の原価オブジェクトがタイプに応じてそれぞれ以下の項目に設定されます。

  • KOSTL 原価センタ
  • AUFNR 指図
  • PS_PSP_PNR WBS 要素
  • ANLN1 資産
  • ANLN2 資産補助番号

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入出庫処理における自動仕訳の仕組みは以下の要素から構成されます。

  • 金額ストリング
  • 勘定処理キー(内部処理キー)
  • 自動勘定コード設定

金額ストリングは、会計転記の視点から入出庫処理をパターン化して、それらのパターンを識別する内部コードです。 金額ストリングは入出庫伝票明細(MSEG-)にも会計伝票明細(BSEG-)にもその値が保持されます。 入出庫処理の自動仕訳処理は入出庫伝票明細単位で行われるため、一つの入出庫伝票明細に結びつけられる会計伝票明細の金額転記ストリングはすべて同じになります。

一覧

入出庫で利用されている金額ストリング一覧はシステムテーブルT156W(転記ストリング値)からも確認可能であり、以下の表はその一部を抜粋します。

No.金額ストリング対応業務パターン
1BNKG?
2MB07?
3MB08?
4WA01?
5WA03?
6WA04?
7WA06?
8WA10?
9WA11?
10WA14?
11WA15?
12WA16?
13WA22?
14WE01購買発注入庫/消費転記なし?
15WE06購買発注入庫/消費転記あり?
16WF01製造指図による購買発注入出庫/仕入返品?

移動タイプへの割り当て

各移動タイプは内部的にシステム用の移動タイプ(T156-BUSTR転記列参照)に割り当てられます。

システム用の移動タイプは借方貸方を区別しないため、標準の101(購買発注)、102(購買発注取消)とも同じシステム移動タイプ101に割り当てられます。 なお、標準の移動タイプをコピーして新しい移動タイプを作成する場合、コピー元移動タイプのシステム移動タイプが引き継がれます。

転記ストリングのこのシステム移動タイプへの割当は、標準プログラム内部のハードコーディングにより決定されるものです。

含められる勘定処理キー

金額ストリングカがきまると、転記可能な勘定科目(勘定処理キーにより識別される)が決まります。 システムテーブルT156W(転記ストリング値)から確認可能です。

入出庫処理時の自動仕訳処理は、対象勘定毎に処理を分割することができます、各勘定科目の転記処理は内部でそれぞれ3桁の勘定処理キーにより財務会計モジュールで纏めて管理されます。

勘定処理キーは、内部処理キーやトランザクション/イベントキ-、TEkeyとも呼ばれることがあります。

勘定処理キーは勘定コード設定の基本項目です、勘定処理キーを使って、転記明細が生成される勘定が設定されます。したがって、転記ごとに少なくとも 2つの勘定処理キー (転記明細ごとに1つずつ) が使用されます。

  • 消費勘定に転記明細1つ (借方転記)
  • 在庫勘定に転記明細1つ (貸方転記)

入出庫の自動仕訳処理でよく見られる勘定処理キーを抜粋しておきます。

  • BSX(在庫転記)
    SAPシステムでは、各品目に対して個別の勘定はありません。その代わりに、同様な特徴を持つ様々な品目が共通の勘定 (たとえば、原材料) にグループ化されます。品目に関連する勘定は、品目の登録時に品目マスタレコードで定義されます。
  • KDM(在庫/購買管理換算レート差損益)
  • PRD(価格差異)
  • WRX(入庫/請求仮勘定)
    入庫/請求仮勘定は、在庫勘定と仕入先コードの “中間” 勘定です。入庫時に、予定される正味請求額が在庫勘定に転記されます。相手勘定入力は入庫/請求仮勘定に転記されます。その後、請求書受領時に、仕入先勘定での相手勘定入力により決済(消込)されます。
  • UPF(その他運搬費)

自動勘定コード設定は財務会計モジュールで統合管理されています、詳しくは財務会計の46を確認ください。 在庫では自動勘定設定が以下の項目に基づいて勘定コードを決定されます。

  • a 勘定コード表
  • b 評価グループ
    評価レベルの評価グループコード
  • c 評価クラス
    品目の評価クラス、品目勘定に対してのみ
  • d 内部処理キー
  • e 勘定修正キー
    相手勘定入力、受託品/預託品債務と購入価格差異に対してのみ

関連IMG

  • 在庫/購買管理→評価及び勘定設定→勘定設定→勘定設定(ウィザードなし)→評価レベルグループ化
  • 在庫/購買管理→評価および勘定設定→勘定設定→勘定設定(ウィザードなし)→定義:移動タイプ別勘定修正キー
  • 在庫/購買管理→評価及び勘定設定→勘定設定→勘定設定(ウィザードなし)→設定:自動仕訳
    • ルール
    • 転記キー
    • 勘定コード

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このトピックでは、在庫の移動を取り上げてSAPのコンセプトを説明します。

在庫移動とは、原料入庫、原料出庫、生産入庫、製品出荷など、品目の在庫に変更をもたらすビジネス活動です。 SAPでは在庫移動が大きく以下のように分類されることができます。

  1. 入庫
    入庫(GR) は、仕入先または生産からの品目の入庫転記を伴う在庫移動です。入庫によって倉庫在庫が増加します。
  2. 出庫
    出庫(GI) は、品目の払出や出庫、品目消費、または得意先への商品の出荷に関する転記を伴う在庫移動です。出庫によって倉庫在庫が減少します。
  3. 在庫転送
    在庫転送(TR)は、品目をある保管場所から払い出し、別の保管場所に転送することです。在庫転送は、同一プラント内で行われることも、2つのプラント間で行われることもあります。
  4. 振替転記
    振替転記とは、品目の在庫タイプまたは在庫カテゴリの在庫転送および変更です。振替転記は通常、物理的な移動が伴うことがありません。

移動タイプは、入出庫タイプを定義したものであり、在庫管理機能を制御するための最も基本的な項目です。 移動タイプは3文字コードで識別されます、以下、例として標準の移動タイプを一部抜粋します。

  • 101 : 購買発注入庫
  • 102 : 購買発注入庫取消
  • 122 : 仕入返品
  • 123 : 仕入返品取消
  • 501 : 購買発注外入庫
  • 502 : 購買発注外入庫取消

属性

SAPでは、移動タイプ毎に細かく制御をかけているため、移動タイプには属性を数多くもっております。

  • 借方/貸方
    在庫増の移動タイプはS借方
  • 取消移動タイプ
    当該移動タイプが取消移動タイプかどうかを示します
  • 移動区分
    移動のベースとなる伝票のタイプ ( 購買発注、納品書など) を指定します。
    • 空白
      参照なし在庫移動
    • B
      購買発注に関する在庫移動
    • F
      製造指図に関する在庫移動
    • L
      納品書
  • 消費転記区分
    • V消費
    • A資産
  • 勘定コード設定関連
  • 画面項目制御関連

カスタマイズ

SAPでは、移動タイプに対して以下のカスタマイズ機能を提供しています。

  • IMGパス:在庫/購買管理→在庫管理/実地棚卸→移動タイプ→コピー/変更: 移動タイプ
    移動タイプ毎にテキスト名称変更、使用可能トランザクションの定義、取消移動タイプの紐付け、勘定修正キーの設定を行う。
  • IMGパス:在庫/購買管理 →在庫管理/実地棚卸→Enjoyトランザクション設定→在庫移動設定(MIGO)→移動タイプ別項目選択
    Enjoy トランザクションの画面(MIGO)を使用して在庫移動登録するときの、移動タイプ別のレイアウト定義、 項目選択項目属性の設定を行う。

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SAP ECCは柔軟性のために、プラントという仮想組織単位を使用して、品目の管理を行います。

プラントは、次の領域で重要な役割を果たします。

  • 品目評価
    評価レベルがプラントの場合、在庫品目は、プラントレベルで評価されます。 評価レベルがプラントの場合、各プラントに対して品目単価を定義することができます。 各プラントは、独自の勘定設定を登録することができます。
  • 在庫管理
    在庫品目はプラント内で管理されます。
  • MRP
    品目計画は各プラントに対して計画されます。
  • 生産
    原価計算において、評価価格のみがプラントに定義されています。
    また、プラントがプラント保全計画タスクを実行する場合、プラントは保全計画プラントとして定義されます。 保全計画プラントは、他のプラント (更新プラント) に対して計画タスクを実行することもできます。

SAP ERP企業構造におけるプラントの位置付けを概念図で表現すると、下記のようになります。

プラントは、基本的にはどのようなレベルや範囲に対しても設定できます。すなわち、利用する企業の考え方によっては、MRPを重視したり、在庫評価範囲を重視したり、様々な設定が可能です。 在庫の最適化を図るために、物理的に離れた場所をただ一つのプラントで管理することができる企業もあれば、きめ細かい生産管理を行えるようにするために、製品毎にプラントを設定する企業もあります。