北陸新幹線は東京~金沢の間を、最速で2時間28分でつなぎます。今までは4時間以上かかっていた区間でしたが、北陸新幹線が開通したことでかなり近くなり、移動が便利になりました。
グランクラスとは
新幹線の上級席である「グリーン車」の上を行く座席のことで、新幹線のファーストクラスといってもいいでしょう。東北・北海度・北陸新幹線に導入されている最上級座席です。グランクラスは、北陸新幹線の他に、東北新幹線、東京~新青森間の「はやぶさ」が運行しています。至れり尽くせりのサービスが受けられるといわれるグランクラスとは、どんなものなのでしょうか。
グランクラスの特徴
車両
北陸新幹線でのグランクラスの車両は12両目です。東京発では先頭に、金沢発では最後尾の車両となります。乗ってみるとまず日本的なデザインが目に入るのですが、これは石川県の蒔絵です。客室には1列あたりに3席で6列だけの、全部で18席です。かなりゆとりのある空間です。
座席
グラウウクラスのシートは、さすが最上級クラスと思える座席です。トヨタの高級車であるレクサスの座席を作っているトヨタ紡績との共同開発席になります。
- シートの大きさ 1300mm
- 座席幅 525mm
- リクライニング 43.6度
シートの大きさや座席幅は、国内線ファーストクラスとほぼ同等の大きさです。リクライニングは電動で、ひじ掛けに専用のコントロールパネルがあります。どの角度でも長時間座っていても疲れないようになっています。コントロールパネルの下には、コンセントが1個ついています。リクライニング時は、もちろん後ろに倒しても後部座席に影響がない作りになっており、トラブルが無いように配慮されています。この座席は回転できないため、反対向きにして4人組が向かい合わせにして利用することはできません。
食事
北陸新幹線の「かがやき」・「はくたか」では、食事や飲み物の提供を含めた車内サービスが実施されています。対して「あさま」や一部区間のみで運行する「はくたか」では、このサービスはありません。列車によってサービスが変わるので乗車前に時刻表で確認が必要です。出発すると、グランクラスの専任アテンダントが近くに来て、乗車のお礼と熱いおしぼりを持ってきてくれます。
この時に飲み物と食事の希望を聞かれます。和食(お弁当)か、洋食(サンドイッチ)を選択し、お菓子(おつまみ)と飲み放題の飲み物がありますので、手元のメニューで確認しましょう。
お酒のサービス
グランクラスでは、アルコールを含む色々な飲み物を用意しています。グランクラスのマークがついているグラスでの提供です。赤・白のワイン・お酒・加賀梅酒などもあります。
料金
東京都区内~金沢までの基本運賃:7,340円に、かがやき(全指定席)は、指定席料金:6,580円をプラスした合計13,920円です。
新幹線に乗る時に、贅沢な気分を味わいたい場合は、グランクラスをぜひおすすめします。