女子の賞金女王争いはいつも話題になり、顔触れも華やかです。賞金については、女子ならではのシステムがあります。ツアー別の優勝賞金について、賞金はどのようにして決まるのかなど、賞金にまつわる話題を紹介します。
女子の主なツアーの優勝賞金について
各ツアーの優勝賞金ですが、大会によって賞金額が変わります。
主な女子海外ツアー
- ANAインスピレーション 45万ドル
- 全米女子オープン 100万ドル
- 全米女子プロゴルフ選手権 52万5000万ドル
- エビアン選手権 61万5000ドル
- 全英女子オープン 67万5000ドル
主な女子国内ツアー
- ワールドレディスチャンピオンシップ 2400万円
- 日本女子プロゴルフ選手権 3600万円
- 日本女子オープンゴルフ 3000万円
- LPGAツアーチャンピオンシップ 2400万円
賞金の配分について
男子編でも紹介していますが、大会によって賞金額が違うのは、その大会の賞金総額からの配分で決まるからです。なお、海外と日本、男子と女子では配分の%が少し違いますし、女子は男子よりも全体的にまだまだ賞金金額が少ないです。
女子の優勝金額については、賞金総額の海外は15%、日本は18%の配分となっています。なお日本女子では、3日間と4日間の2つのトーナメントがあり、3日間の場合はアマチュアを抜かした順位が50位タイまでは予選通過となり、予選を突破しないとその時点で賞金は0円です。4日間の場合は男子と同じ60位までの予選通過となります。
また女子の場合は必ずしも配分率を固定せずに、予選通過者が多い場合は配分率が下がる形式を取ることもあります。大会によって違うところがあるというところが、男子よりも少し複雑です。ともかく予選落ちは賞金シード権のからみもあり、とても重要で避けたいものです。
予選通過者の増加
日本でも最近は黄金世代と言って若くて有望な選手が増えてきました。ゴルフ人気と共に、レベルアップしてくるでしょう。喜ばしいことですが、同じスコアの予選通過者が増えてくることも考えられます。今後配分率の見直しもあるのではないでしょうか。
賞金金額の増額
男子にはまだ負けている賞金額ですが、海外女子ゴルフは、2019年の全英女子オープンの賞金総額が40%も倍増しました。そして日本女子ゴルフも2019年の日本女子オープン選手権の賞金総額を1000万円増額し、これは2006年以来ということで、盛り上がりを見せています。
賞金のほかにもらえる副賞とは
副賞とは、大会の開催や協賛スポンサーとなっている企業からの賞ということですが、女子の場合はどんなものがあるでしょうか。車の副賞もありますが減少傾向の中、男子に比べるとユニークなものや地元色が出ているものがあります。
女子選手たちも何がもらえるのか楽しみにしていることでしょう。このような優勝副賞は、表彰式のTV中継の時に映るときがありますのでご注目ください。
男子の賞金王が誰になるのかなど、ゴルフの賞金には注目が集まります。賞金とはどのようにして決まるのか。ツアーで、優勝するとどのくらいもらえるのか、獲得する賞金ってどうやって分けられているのかなど、賞金のシステムについて紹介します。
ツアーによって優勝賞金が違う
各ツアーの優勝賞金です。大会によって違いがあります。
主な男子海外ツアー
- マスターズゴルフ 207万ドル
- 全米プロゴルフ 198万ドル
- 全米オープンゴルフ 225万ドル
- 全英オープンゴルフ 193万ドル
主な男子国内ツアー
- 日本ゴルフツアー選手権 3000万円
- 日本プロゴルフ選手権 3000万円
- 日本オープンゴルフ選手権 4200万円
- ゴルフ日本シリーズJTカップ 2600万円
賞金の配分について
大会ごとに賞金の金額が違うのは、その大会の賞金総額からの配分で決まるからです。そして海外と日本では配分の%が少し違います。海外は、賞金総額自体がとにかく億単位と破格ですから、配分どころではなく、優勝しなくても、数千万円の賞金額をもらえるレベルです。
男子の優勝金額については、賞金総額の海外は18%、日本は20%の配分となっています。なお日本では、アマチュアを抜かした順位が60位までは予選通過となり、予選を突破しないとその時点で賞金は0円です。しかし海外の全米オープンは、予選落ちでも賞金として1万ドルが出ています。賞金総額が大きいのは魅力です。
10位になるとどの大会でも2%くらいになります。例えば、日本国内の大会で賞金総額が1億円であった場合は10位でも200万円がもらえるという計算になり、ちなみに予選通過のラインである60位になると0.2%くらいになるので、20万円がもらえるというイメージです。
賞金総額が高ければ高いほどもらえる金額が増えるので、海外の大会に出たいという選手が増えるのもよくわかります。
賞金以外にもらえるもの
男子の場合は、車がもらえるイメージがありますが、最近は意外にも副賞として車がある時が少ないようです。協賛している企業のカップ(杯)や賞状だけという時もあれば、その大会を開催した地域の産物の場合もあります。
賞金シードとは
この選手はシード権があるとか、選手がシード落ちしたと聞くことがありますが、シードとは何でしょうか。賞金と関連があります。
日本男子プロゴルフのシード権には規定が設けられ、賞金ランキングが1位~60位までに入れば第1シードの権利が与えられます。また61位~75位までは第2シードとなるのです。
このシード権があれば、予選会に参加しなくても本戦のトーナメントに優先的に参加することができます。賞金ランキングの上位にいれば、あらゆる大会に出場できる可能性が高くなるのです。
サッカーを観戦していると、思っているより時間が長いなと思うことはありませんか。接戦であればTVの放送時間内に収まらないということもあります。サッカー観戦の前に試合時間について確認しておきましょう。
試合の時間について
前半45分、後半45分の合計90分間とルール上で決まっています。なお、大抵の育成クラスでは、高校生は前後半40分ずつの80分間。中学生は前後半30分ずつの60分間。小学生は前半と後半の15分~20分ずつの30分~60分間となります。全国高校選手権大会では準決勝からのみ前後半45分ずつの90分間の試合をします。
ハーフタイム
1試合の前半と後半の間に行う休憩時間のことです。ハーフタイム中に水分補給をして後半に備え、作戦の確認や修正を行うなど重要な休憩時間です。15分以内とするというルールがあります。
アディショナルタイム
日本ではロスタイムとも言います。サッカーの試合中にファールがあったり、負傷をしたりした時にプレーを中断しなくてはなりませんが、その場合でも時計は止まりません。その代わりにその時間を前半と後半のそれぞれの後に延長するのがアディショナルタイムで、時間にすると通常であれば1分~5分位です。
この時間は審判が判断して決まりますが、この時間帯にドラマが生まれることも多く、盛り上がる時間でもありますね。
飲水タイム
前半と後半の試合中に、主審自身の判断により給水時間が設けられ、水分補給をする事ができます。猛暑の中での試合では、熱中症対策として行われ、フィールドの外側に置いてあるボトルを取って水分補給をしたり、ベンチに用意してあるものを渡したりして飲水します。
なお、別にクーリングブレイクという制度もあります。これは時間とすれば3分間ですが、ベンチで休めますし、飲水も指示も可能です。ワールドカップやインターハイなどでも導入されています。
延長戦
後半が終了してもまだ決着がつかないときには、延長戦に入ります。延長戦は前半15分、後半15分です。ハーフタイムはありませんので、前半が終わると簡単に給水をしてから、そのまますぐに後半が始まります。延長戦でも同点で決着がつかないときには、その場合PK戦に続きます。
PK戦
延長戦でも、決着がつかないときにはPK戦になります。また、試合によっては延長戦がなく、後半が終わったあとにそのままPK戦に入ることもあるのでよく確認しておくといいですね。
まず5人が蹴った内容で決着をつけ、それでも決まらない場合は、6人目からは1人ずつ蹴っていった結果、どちらかが決めてどちらかが外した時に試合終了です。PK戦は案外時間がかかり、20分~30分位が目処となるでしょう。
今回はラグビーをする時に着用するものについて紹介します。アメリカンフットボールと間違いやすいですが、ヘルメットは使用しません。ラグビーの試合では、チームごとに服装が決まっています。
シャツ
ラグビーのシャツは、競技上掴まれたりタックルしたりするため、耐えられるように丈夫な作りとなっています。最近では身体にフィットするデザインにして、相手選手に掴まれにくくする傾向があります。
ちなみにワールドカップ日本代表の桜シャツは、ニット生地の編み方を取り入れ、生地が伸びすぎないように工夫し、掴まれても振りほどきやすくなっていました。
今までは全て伸縮性のよい丸編みの生地がつかわれていましたが、フォワードとバックスとでは違う生地を使用し、相手選手とぶつかることの多いフォワードには、耐久性と軽量性のある高強力糸で経編みした生地を使用したというこだわりです。
パンツ
ラグビーのパンツは、丈がとても短いですが、動きやすいこと、相手選手に掴まれにくくして攻撃を抑える、雨が降っても水を吸う面積を最小限に抑えて重くなるのを防ぐなど、いくつか理由があります。
途中で破けてしまうと大変なので、もちろん耐久性のある素材になっていますが、パンツの下には必ずスパッツを履いて下さい。このスパッツはサッカー用でも大丈夫です。
ソックス
ラグビーソックスには、ルール上規定はありません。膝までの長さのあるサッカー用のソックスでも大丈夫ですし、多くのラガーマンは丈が長いものを着用しています。理由は出血などのケガの防止です。
中には、振り向きもできないほどの接戦の最中や、下を向いてプレーをしている時に、足元のソックスの色で自分の敵か味方かを判断している場合もあります。下がっていると試合中にも注意されますので、ソックスは膝までしっかりと上げましょう。
スパイク
スパイクは2つの種類があります。選択のポイントはポジションで、間違えるとパフォーマンスが落ちるので気をつけてください。また、消耗品なので値段も無理をせずによく考えましょう。
取り換え式スパイク
スクラムを組んで踏ん張るポジションには、靴底にネジ式のポイント(スタッド)が付いている「取り換え式」のスパイクです。すり減ってきたら新しいポイントに取り換えができます。
固定式スパイク
スクラム時には踏ん張らずに、長い距離を走るポジションに適しています。同じ仕様なのでサッカー用のスパイクを履いている選手も多いでしょう。取り換え式よりも軽量なのでスピード重視のポジションにおすすめで、しかもデザインが豊富なのが魅力です。
ヘッドキャップ
ラグビーといえばヘッドキャップですが、着用する人・しない人がいます。なぜでしょうか。ヘッドキャップの目的としては、耳や頭部を保護することです。日本では、高校生までは着用を義務付けられ、その後は任意となっています。
着用することで、保護されているということから思い切ってプレーができるメリットがある反面、サインが聞こえづらい、夏は暑い、重いなどのデメリットもあるのです。選手が一番プレーしやすいという観点から、任意というルールになっているわけです。
マウスピース
マウスピースを付けることで、脳震とう、歯や口の中の保護の予防になります。頭を強打した時に歯を食いしばっていると脳震とうになりづらいこともあり、自分の歯型にぴったり合っていないと効果が薄れます。
市販品もありますが、サイズが合わないことも多いようです。専門店や歯医者に相談するのがいいでしょう。
日本でのワールドカップの開催で、一気に人気がブレイクしたラグビーですが、選手たちの姿には多くの人が感動しました。ラグビー選手になるためにはどうしたらいいのでしょうか。ポイントを紹介します。
選手になるための流れ
ラグビーは団体競技なので、チームに所属しましょう。一般的には、高校でラグビー部に入る、大学でラグビー部に入る、社会人クラブチームに所属するということがあげられます。
また地域によっては、子供のラグビーチームやスクールがあり、子供でも選手として試合をすることもできるので、興味を持ち始めたら利用するのもいいでしょう。
選手になって上を目指したい
その中でも特にラグビーで上を目指して頑張っていきたいという場合は、高校や大学で全国選手権大会に出場することも重要です。また、強豪校にあえて飛び込むというのも一つの手段でしょう。
そこで活躍すると、有名なクラブチームからのスカウトが来たり、U17・U20などの代表選手に選抜されたりすることもあり、レベルの高いチームに所属できるチャンスも生まれます。
合同トライアウトにも挑戦
社会人企業のトップリーグチームの選手になるために、合同トライアウトに参加するという手段があります。狭き門ではありますが、トップリーグチームから声がかからなかった選手、下部リーグで活躍中の選手、海外でプレーしている選手、地方の大学で活動している選手など、スカウトの目の届きにくい選手の発掘を目的にしています。
選手として必要なこと
ラグビーは球技ですが、人とのぶつかり合いが多く、格闘技的要素もあります。気持ちで負けない精神力の強さ、瞬時の判断力、身体的強さについて、あるに越したことはありません。
また、チームワークが大事な競技なので、ラグビー技術が優れているだけではなく、仲間とのコミュニケーション能力も必須です。
日本代表選手になるための条件
以下の条件のうち一つでもあてはまれば、日本代表として選抜されることが可能です。
- 日本で生まれた。
- 両親または、祖父母が日本人である。
- 日本に3年以上居住している。(2020年から5年に変更)
ほとんどのスポーツは、その国の国籍を持つことを条件としていますが、ラグビーは、少し違います。国籍は条件にはありませんが、その国の代表になった場合には、母国での代表にはなれないというルールがあり、非常に重い選択であるといえるでしょう。
法律上の国籍ではなく、選手個人の気持ちや選択がどこにあるのかの重視ということになります。