私たちの身の回りには、細菌やウイルスによって引き起こされるさまざまな感染症があります。感染症にかかると体の中で抗体などが作られ、新たに外から侵入する病原体を攻撃するしくみができます。このしくみを「免疫」といいます。
免疫のしくみを利用したのが「ワクチン」です。ワクチンを接種することにより、あらかじめウイルスや細菌(病原体)に対する免疫(抵抗力)を作り出し、病気になりにくくするのです。
日本の子どもが現在受けられるワクチンと、おすすめの接種年齢(数回接種が必要な場合は1回目の接種年齢)、スケジュールをまとめました。
(0歳からのワクチン)
ワクチン(商品名)接種をはじめる月齢接種回数接種方法B型肝炎生後2か月(生後すぐでも可)2回、追加1回注射ヒブ生後2か月4回(初回3回、追加1回)注射
ロタウイルス「ロタリックス」生後2か月
※初回接種は生後14週6日までが望ましい2回経口ロタウイルス「ロタテック」生後2か月
※初回接種は生後14週6日までが望ましい3回経口小児用肺炎球菌生後2か月4回(初回3回、追加1回)注射四種混合(DPT-IPV)生後3か月4回(初回3回、追加1回)注射不活化ポリオ(IPV単独)生後3か月4回(初回3回、追加1回)注射BCGワクチン生後5か月1回スタンプ方式
(1歳からのワクチン)
ワクチンの種類接種をはじめる月齢接種回数接種方法MR(麻しん風しん混合)1歳の誕生日すぐに2回(2回目は小学校入学の前年)注射水痘(みずぼうそう)
1歳~1歳1か月2回注射おたふくかぜ1歳~1歳3か月2回注射
(3歳からのワクチン)
接種をはじめる年齢接種回数接種方法日本脳炎
3歳(生後6か月から可能)
基礎免疫3回(初回2回、追加1回)、9歳で4回目
注射
(生後6ヵ月以降、毎秋のワクチ)
インフルエンザワクチン外部リンクKNOW!VPDワクチン.net