干すためのよい環境
温度が高い
温度はあたたかい方が洗濯物はよく乾きます。温度が高いと水分が蒸発していきます。水を熱し続けると、液体が気体に変わるという要領と同じです。温度が高ければ高いほど水分の蒸発する速度が違います。
湿度を下げる
湿度は低い方が洗濯物はよく乾きます。湿度が高くすでに水分量が満たされている環境では、それ以上の蒸発が起こりにくくなるからです。さらに注意したいのが温度も下がるとそれに伴い湿度が上がるということです。冬の洗濯物が乾きにくいのはそのためです。
風通しを良くする
洗濯物を干すときは、服と服の間をあけることを意識します。密集しているとその周辺の空気の湿気が高くなり、洗濯物が乾きにくくなります。しかし、スペースがないという場合は、横に広げずに縦の長さを意識して干してみましょう。両端に丈の長いもの、真ん中に丈の短いものを干して、アーチ状を作るように干すと空気の通り道を作ることができます。
部屋干しは、高いところで部屋の中心に干す
湿気は上の方が低くなります。高いところに干しましょう。また、壁の近くは空気の流れが少なく湿気が溜まりやすいので、なるべく壁から離れたところに干すのがおすすめです。
干し方のコツ
空気に触れる面が広いほど早く乾く
空気が触れる部分は、水分が拡散されやすく、乾きやすいとされます。厚手のズボンやパンツは、裏返しにしてポケットの部分に空気があたるようにしましょう。パーカー等のフードも重ならないようにします。
干す前にしっかりと振る
干すときには一度衣類をしっかりと上から下に振り切ることが大事です。振ることで、水分が落ちて乾きやすくなりますし、シワも伸びます。形が整うので干しやすくなるでしょう。
濡れたままアイロンがけをする
乾いてからもシワとれない素材は、干す前の濡れた状態のままで、いきなりアイロンをかけてみましょう。大量の水分がスチームとなってシワが伸びます。乾くのと一石二鳥です。
干し方の種類
干し方 | 詳細 |
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ハンガーかけ | 洋服はそのまま干すよりもハンガーにかけてから干す方が、形よく乾き、収納も便利 |
平干し | ニットなど、ハンガーや竿に掛けると重みで伸びてしまう素材のものは、平干しをすると、形状がくずれずに乾かすことができる。平干し用のアイテムを利用する |
筒干し | 厚手のジーンズや綿のパンツなどは乾きにくいので、丸型のピンチを使って生地がくっつかないように、止めて干す。裏返しにするとさらに効果的 |
三角干し | 洗濯物の角が下にくるような干し方。水分が角の1点に集まってくるので乾きやすくなる |
部屋干しの便利なアイテム
- エアコン・扇風機
部屋に干すときに重宝します。風がよくあたるので、速攻で乾く
- アイロン・ドライヤー
急な乾燥や、部分的な乾きの場合
- 換気扇
台所や風呂場に干す場合は、回すだけでも空気が動くので、効果あり
- パーカー用ハンガー
布と布が重ならず、フードの部分を広ろげながら干せる
部屋干しのコツ
- 洗濯物はため込んで一度にたくさん洗濯しない
- 乾燥機を利用する
- 殺菌効果のある洗剤を使用する