読み聞かせは、子供の感性や言葉を豊かにするだけでなく、ママの気持ちを整える効果もあります。子供をしかる回数が減るとも言われているのをご存知ですか。
読み聞かせとは
読み手が読者と共に絵本を見ながら音読することです。通常は、絵本の絵を見せながら読んで聞かせるのですが、物語をただ読んで聞かせることもあります。
子供への効果
- 親子のコミュニケーションのきっかけとなり、高まる
- いろいろな世界に触れることができ、場面を想像することで、想像力・好奇心が芽生える
- 言葉の表現を知ることで、いろいろな言葉を覚える
- 話の熱中することで、集中力がつく
- 綺麗な絵を見ることで感性が豊かになる
- 自分の気持ちを踏まえて、相手の気持ちを考えるようになる
(本を選ぶときの参考に)年齢別の読み聞かせ
1歳〜2歳
身近なものや遊びが出てくるもの、子供が知っているものや文章と絵が合っているもの、そして口にするのが楽しくなる言葉が使われているもの。
2歳〜5歳
物語が把握できるので、同じ展開が繰り返される物語や、ページをめくるのが楽しくなるもの。
5歳以上
幼児期の絵本をメインに、少し長めの物語にも挑戦してみましょう。絵本に入り込めるようなもの、言葉遊びの題材もいいでしょう。
- 子供の言葉力やコミュニケーション能力を育てることに大きな効果があります。子供に本を選ばせることもおすすめします。一緒に探してみましょう。
- 幼児期の読み聞かせが大事なのは、幼児期には脳が著しく発達します。3歳までで成人の80%が完成し、6歳までには90%に達します。この時期に読み聞かせをすることが重要です。
ママにもいい効果がある
「読み聞かせボランティア」がママたちの間で人気です。学校のPTAの活動で参加している人もいるのではないでしょうか。本選びは大変ですが、子供たちから声をかけられ、自分も楽しく過ごせることが体感でき、充実した時間を過ごせます。
「面白かった」と言われたら、それは嬉しいことです。読み聞かせは、このように子供だけでなく「読み手の気持ちも整えてくれる」という効果を与えているのです。
読み手の気持ちを整える効果
- 子供と一緒に物語の世界へ入ることができる
- 読み手にもスポットが当たる
- 読み手の心を整える作用がある
- わが子との関係が良くなる
読み聞かせをする時のポイント
上手に読まなくていい
読み聞かせの場所では、子供は読み手の「上手・下手」で、話を聞いているわけではありません。読み方が上手でなくても、楽しい話が聞きたいのです。
上手に読もうと思った瞬間に子供の気持ちは離れます。普段の話し方やトーンで読むことがポイントです。
目を見て話しかけるように
子供と対話をすることが大切です。目を見て話しかけるように伝えることで、子供は集中します。質問などがあっても中断せずに、関連する絵をそっと指差して答えてあげるといいでしょう。