主な保存方法
- 常温
比較的に涼しい場所で、温度・湿度が低く、日の当たらない場所が適しています。
- 冷蔵
野菜室がおすすめで、常温よりも2倍のおいしさが持続されるため、スペースがあるなら野菜室がおすすめです。 - 虫の発生
温度18℃以上で多湿の条件がそろうと虫が発生してしまいます。18℃以下ではほとんど活動はしませんが、死滅するわけではないので気をつけましょう。なお虫がいたお米は食べても害はないといわれており、捨てずによく洗米して浮いてくる虫などをよく洗い流せば炊くことができます。
常温保存のポイント
- 直接日光が当たらない場所であること
- 電子レンジや冷蔵庫など温まりやすい場所におかない
- シンクの下にしまうことが多いが、湿気がたまりやすい場所であるので適さない
- 排水まわりに置くとお米に水がかかりカビが発生するので注意が必要
- できるだけキッチンの流しから離して保存する
冷蔵保存のポイント
- 乾燥を防ぐために購入時の袋には、見えない小さな穴が開いているので使用せずに、密封できる保存袋か容器、ペットボトルなどを利用する
- 冷蔵庫では、野菜室がベスト。冷蔵室なら冷気が直接当たらないドアポケットなどに入れる
米びつの掃除
- 米びつを使用するときには、掃除をこまめにすることが大切です。米カスや米粉、米ヌカが残っていると新しい米の老化を早めるほか、虫が卵を産み付けることがあります。
- 米びつに米が残っているときには、必ず上から新しい米を足すのではなく、一度米びつを空っぽにして、毎回内側をこまめに掃除してから新しい米を入れましょう。
お米の保存期間
店頭にあるお米には、精米した年月日の記載はあるものの、賞味期限は書かれていないものが多いことに気づきます。なぜかというとお米は気候や温度、保存方法で美味しく食べられる期間が変わってくるからです。すぐにダメになることもあれば、長時間ほど持つ場合もあるのです。おいしいご飯を食べるためには、自分の目で見て保存期間を判断することが重要です。
- お米は賞味期限の記載がありませんが、生鮮野菜と同じです。鮮度でお米を炊いたときの旨味と仕上がりが違います。買い置きよりも、適量をこまめに買うことが秘訣です。
- お米の賞味期限は食べられなくなる期限ではなく、保存の開始時と比較して味に差が出てくる期限のことをいいます。
- 長く保存するなどすぐ使用しない分は、精米せずに玄米のまま保管しましょう。モミほどの効果はないですが白米で長期保管するよりは保存効果があります。
精米してからおいしく食べられる期間
保存場所 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 |
---|---|---|---|---|
常温・冷暗所 | 1ヶ月 | 適さない | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
冷蔵庫 | 2ヶ月 | 3週間 | 2ヶ月 | 3ヶ月 |