葬儀の事前準備
いつ訪れるかわからないことですが、葬儀について事前に考えておきたいなどの理由から葬儀を行うための事前準備として、何が必要なのか知りたい方がいるのではないでしょうか。事前に把握しておくことで、実際にそのようなことになった時に慌てることなく対応ができます。また本人の希望も聞いて叶えることも可能です。昔に比べて葬儀の種類も増えたため、選択ができます。
喪主を誰にするのか
一番の影響力があるのは、故人の遺言です。遺言が特に無ければ次のようになります。もしは葬儀の全体の監督・全体の挨拶・寺院への連絡・葬儀社の決定など大きな役割を持ちます。荷が重いと考えてしまう方は、実際の細かい部分を、他の遺族にも協力してもらいましょう。
- 故人の配偶者
- 故人の血縁者(長男・次男以下直系男子・長女・次女以下直系女子・故人の親・故人の兄弟姉妹の順)
- 故人の友人代表者(血縁者がいない場合)
- 複数でもよい(ひとりに決められない場合)
葬儀の形式
葬儀の形式はさまざまです。親しい人のみでいいのか、一般の人も招くのか、人数、費用などを考えて、どの葬儀が一番希望に近いのか比べてみましょう。
葬儀の種類 | 形式 |
---|---|
一般葬 | お迎え → 安置 → 納棺 → 通夜式 → 告別式 → 火葬 一般的な葬儀 |
家族葬 | お迎え → 安置 → 納棺 → 通夜式 → 告別式 → 火葬 家族や親しい方のみ |
直葬(火葬) | お迎え → 安置 → 納棺 → 火葬 火葬のみ行う |
一日葬 | お迎え → 安置 → 納棺 → 告別式 → 火葬 告別式と火葬を1日で行う |
葬儀社を決める
葬儀の形式が決まれば、それに見合った葬儀社を決めることができるでしょう。実際は、急なことなので、そのまま亡くなった病院で紹介される葬儀社へ依頼することも多いようです。しかし事前に準備する場合は、ゆっくりネットで調べてネットから依頼もできます。今はネットで葬儀内容や料金を事前に調べておくことが可能です。生前であれば故人の希望にあった葬儀の内容で決めることができます。
訃報の連絡先
実際の訃報の連絡先については把握できてない部分は故人に確認しておきましょう。息子や娘でも親の友人関係など把握していない部分も多く連絡してほしい人など本人に聞くことができます。
葬儀にかける予算を決める
葬儀にかかる費用が決まる部分は、一般的には、次のようになります。
- 葬儀に呼ぶのは親しい方だけにするのか
- 参列者の人数
- 費用の上限
- 宗教儀式の形式にこだわるのか(お布施)
家庭の経済状況や会葬者の人数などで変わってきます。無理のない予算で予定を立てていきましょう。お願いする葬儀会社にある程度の見積もりをたててもらい、ある程度の目安として知っておくことも大切です。時間があれば葬儀費用を貯蓄しておきましょう。