上手に仕上がるポイント
揚げ物は時間と共に冷めてしまいますが、冷めた揚げ物や冷蔵庫に保存していた揚げ物を美味しく食べられるように温め直しをして美味しくいただく方法があります。
必要なポイント
- 電子レンジで一気に温めない
- 常温に戻してから温める
- 温め直す前に油分を拭き取る
電子レンジで温め直し
冷めた揚げ物を復活させる方法として、電子レンジで温め直しする方法があります。一番手間がかからず、子どもでもできる復活ワザなので、覚えておくと便利です。
準備するもの
- 電子レンジ
ターンテーブル・フラットタイプどちらでもかまいません。 - 電子レンジのワット数
ワット数が大きいほど電子レンジにかける時間は短時間で済みます。 - 電子レンジに入れられる平皿
平皿は、揚げ物を広げられるように十分な大きさがあるほうがいいでしょう。 - キッチンペーパー
キッチンペーパーは、厚手のものなどしっかりと油を吸収できるものをご用意ください。
温め方の手順
- 平らなお皿の上に、キッチンペーパーを敷く
- 次に、揚げ物を、重ならないようにキッチンペーパーの上に広げる
- お皿ごと電子レンジに入れてタイマーをセットし、スタートボタンを押す
電子レンジは場所によって加熱のムラができます。電子レンジがターンテーブルの場合は、中央に熱が集まります。揚げ物を広げるときに、中央を空けて、ドーナツ状に並べると均等に温め直しができます。温まり方にムラがあるときは、途中で揚げ物の位置を動かすと上手に温め直しができます。
注意点
電子レンジで揚げ物を温め直しする際の注意点は、ラップや蓋をしないということです。ラップや蓋は蒸気の逃げ場がなすだけでなく、温め直した揚げ物はベタベタになってしまいます。
フライパンで温め直し
冷めた揚げ物を温め直しする時に、フライパンで温め直す方法があります。火のそばに居なければなりませんが特別な物は何も必要ない、手軽な温め直しの方法です。衣の中の油が出てくるので比較的ヘルシーに食べられるでしょう。
準備するもの
フライパン。もちろん熱源は必要ですが、家にあるもので使い慣れたものをご利用しましょう。
温め方の手順
- 揚げ物を、冷たい火にかける前のフライパンに入れる
- フライパンを中火にかけ、ときどき動かしながら、根気よく温め直しする
- 菜箸やヘラを使用してもいいですし、なければフライパンをゆすって全体がむらなく温まるようにする
- 揚げ物の表面に油がにじんで、少し茶色くなるくらいまで、炒め揚げのように温め直す
- いい感じに温まってきたら、キッチンペーパーに取り、油を切る
注意点
冷めた揚げ物を、フライパンで温め直しするときは、油が高温になるので、火加減がポイントです、焦げないように中火を守るよう注意しましょう。
オーブントースターで温め直し
冷めた揚げ物を温め直しする時にオーブントースターで温める方法があります。温め直しをする量が多い場合は、数回に分けることになりますが、冷めた揚げ物を、カリッと美味しく復活させるなら適している方法です。
準備するもの
オーブントースター。トレイが付いているオーブントースターの場合はアルミホイルを使うと手軽です。
温め方の手順
- オーブントースターを予熱しておく
- アルミホイルを軽く丸め、くしゃくしゃにしてから広げたものを使う
- わざわざピンと伸ばさずにデコボコが残ったラフな感じに広げる
- 冷めた揚げ物を広げたアルミホイルに、重ならないように並べる
- 熱くなったオーブントースターに入れる
- タイマーを3分~5分くらいの目安にセットし、様子を見ながら温め直す
- 表面に油がにじみ、少し色づいてきたらアルミホイルごと取り出し、キッチンペーパーの上にのせて油を切る
注意点
オーブントースターは熱が近く、火力も強いのでうっかりするとすぐに焦げてしまいます。タイマーは短めにセットし、様子を見ながら加減するといいでしょう。揚げ物をのせるのはアルミホイルです。
短時間でカリッと温め直しができるオーブントースターは、一度に温め直しができる量が少ないため、揚げ物の大きさや量によっては二回に分ける場合もあります。一度に大量に温め直しがしたい場合はオーブンを使いましょう。オーブントースターよりは時間がかかりますが、焦げることをたびたび気にしなくてもいいのでおすすめです。
アレンジもおすすめ
- おつゆに入れて温かく
おつゆに入れて食べる料理なら、サクサクに戻さなくてもいいでしょう。温め直すより、アレンジするということもひとつの手で、寒い時期には特におすすめです。
- うどんや蕎麦に入れる
天ぷらうどん、天ぷら蕎麦や出汁を含んだ天ぷらもおいしくいただけます。出汁も天ぷらの油でまろやかになるでしょう。自分の好きな天ぷらでお試しください。