今回は公立小学校と私立小学校には違いがあります。何か違うのか。くらべてみましょう。
公立小学校の特徴
教育方針
公立は、小学校の学校教育要領に応じた教育を提供しています。いろいろな家庭環境の子供と知り合うこととなり、他人への思いやりや集団活動という勉強以外のことも学べる場所です。
学費
公立は最初入学する際に準備する費用はかかりますが、私立に比べると安いです。制服に関しては採用していない地域もあるため、必要な費用は通う小学校によって異なります。
教師について
別の学校への転勤があり、長く在籍している先生もいれば、短期間で移動にする場合もあります。県の教育委員会などで決まり、新聞でまとめて発表されます。
進路について
そのまま学区内の中学校にいくということが多いですが、私立の中学校にも合格すれば行くことができます。
メリット
- 地域に住む友達が多い
通い場所にありますし、近くに住んでいる友達と一緒に通うことができます。
- 給食がある
ほとんどの小学校で給食がありお弁当を持っていく必要はほとんどありません。温かいご飯が食べられるのは魅力です。共働きや子育て世代の家庭では助かります。
デメリット
- 中学受験をする場合には塾が必要
そのまま公立の中学校、高校と進学をしていく場合はいいのですが、中学校受験を必要とする場合は塾へ通うことも検討する必要があります。
私立小学校の特徴
教育方針
私立も、小学校の学校教育要領に応じた教育を提供しています。各学校によって特色があり、宗教教育・独自の教育方法・独自カリキュラムなどがあります。
学費
私立小学校は高い学費を払う必要があります。公立小学校とは違うレベルの金額となりますので、毎月の出費もかかりますし、それが6年間続くということをよく理解しましょう。
教師について
先生の移動とてもは少ないです。基本的に先生はその学校法人から採用されていることになるため、移動する場合は同じ学校内でとなります。
進路について
中には大学までつながっている小中高大の一貫校のようなところもあり、入学してしまえばそのまま大学までエスカレーター式で行けるという学校もあります。
メリット
- 特化した独自の教育が受けられる
各学校にもよりますが、例えば英語に特化している、高学年は学校勉強以外にも塾に行っている、教科書はすべてタブレット方式であるなど、学校独自のカリキュラムが受けられます。
- 宗教教育を受けられる
宗教教育を取り入れている学校も多いです。主に「仏教」「キリスト教」などがあり、宗教教育を受けさせたい場合は私立がいいでしょう。
- 勉強の進展が速く、プラスアルファの教育が受けられる
勉強に特化している学校の場合は4年生までには6年生までの勉強を終わらせ、そのあとは中学校受験を目指して独自の勉強をしていくことも多いです。
- 良い進学ができる可能性が高い
勉強に関しては公立小学校よりも進展が早いため、小学校の勉強以外にも中学校受験対策もしているところもあります。常に高いレベルの勉強や環境に触れられます。
デメリット
- 学校が遠く、通学時間がかかる
私立小学校の場合は、近郊の地域外となることが多く、電車やバスを利用して通学することになります。通学には時間がかかり、1時間圏内は当たり前となるでしょう。
- 受験に受からなければならない
私立小学校に行くためには、小学校の受験に合格しなければなりません。4歳児くらいの時から受験に対しての対策や準備をしていく必要があります。