高校の検定
高校生のうちにどんな資格をとっておくのがいいのでしょうか。就職や大学受験に有利なもの、今後に役立つものなど悩んでいる方も少なくないでしょう。大学や企業によっては特定の資格を取得しているとプラス評価をしてくれるところもあります。たとえ優遇制度がなくても勉強した経験が今後に大いに役立つ検定に挑戦しましょう。
高校生が受けることができる検定
英検
英検について | 詳細 |
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検定の目的 | 学習レベルに応じた7つのレベルを設定し、英語の基礎を身に付ける3級・4級・5級。使える英語の幅の幅を広げて世界へ飛躍する力を養う準2級・2級。品格のある英語使用者として国内外で高く評価される準1級・1級。幅広い年齢層に社会に適用する英語を身に付ける近道である。文部科学省が後援している。 |
おすすめのレベル | 高校レベルは大学入試レベルである準2級(日常生活に必要な英語)・2級(社会生活に必要な英語)だが、受けたことのない人には3級(身近な英語)からの受験がおすすめ。 |
合格基準 | 2級・準2級・3級(リーディング・ライティング) 4つの観点から採点、各観点ごとに5段階で評価され16点満点となる。各レベルで主に次の点について採点。 1.課題の内容が含まれているか 2.英文の構成がわかりやすく論理的か 3.課題に相応した語源を正しく使えているか 4.文法的に正しい英文が書けているか。 |
メリット | その資格が学校や企業・実社会で評価されるという価値だけでなく、海外留学の証明資格でもある。成績優秀者認定制度。使える英語でコミュニケーション能力を広げる。準2級・2級からは履歴書でも評価される。 |
公式URL | https://www.eiken.or.jp/eiken/ |
日商簿記検定
日商簿記検定について | 詳細 |
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検定の目的 | 簿記を理解することで、企業の経理事務に必要な会計知識だけでなく、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力の習得度を測る試験。公認会計士や税理士と組み合わせるとさらによい。 |
おすすめのレベル | 就職に有利な3級がとれるようにチャレンジ。大学の推薦には2級があるとよい。1級は税理士試験の受験資格が与えられる。 |
合格基準 | 3級:2時間・70%以上、2級:2時間・70%以上 |
メリット | 企業・経済・社会を見る目が養える。3級を必須としている企業も多いので就職に有利。社会的に高い信頼と評価を得られる。 |
公式URL | https://www.kentei.org/boki/ |
TOEIC(R)
TOEIC(R)について | 詳細 |
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検定の目的 | 英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価するための世界共通にモノサシで、TOEICのListening&Reading Testとは、聞く・読むの2つの英語力を測定する。学生は就職活動や入学試験に活用できる。 |
おすすめのレベル | このテストに級階はない。このほかにも、Speaking&Writing Test(話す・書く)がある。 |
合格基準 | リスニング45分間の100問・リーディング75分間の100問の計200問に応えるマークシート式一斉観客テスト。合格や不合格ではなく、10点から990点のスコアとして表示。正答数とスコアとの統計処理で算出され、正解数に基づいて行われるので間違った解答は減点されないため、迷った場合でもいずれかにマークしておくこと。 |
メリット | 全国の大学の入学試験において「英語試験免除」や「推薦入試の出願要件」「合否判定の基準」に活用される。 |
公式URL | https://www.iibc-global.org/index.html |
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
MOSについて | 詳細 |
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検定目的 | エクセルやワードなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できる資格。学生生活やビジネスで必要となるパソコンスキルを習得でき資格としてアピールする目的がある。 |
おすすめのレベル | Word(文書作成ソフト)(表計算ソフト)は一般レベルと上級レベル(エキスパート)がある。 |
合格基準 | 筆記はなく、全て実技試験で、各試験会場に用意されたパソコンを使い、問題の指示に従って正しい操作が行われるのか判定する。 |
メリット | 学生時代に取得すると就職してから即戦力になる。パソコンスキルの証明になる。スキルアップに成功。就職・転職に活用。世界に通じる資格。 |
公式URL | https://mos.odyssey-com.co.jp/index.html |
ファイナンシャルプランニング技能検定(FP)
FPについて | 詳細 |
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検定目的 | FPはお金の面から家計の改善を図る「家計のホームドクター」とも呼ばれて、職業の名称として名乗ることができる資格。「くらしとお金」の専門知識を有していることを証明する。 |
おすすめのレベル | FP技能士は1級から3級まである。高校生は3級がおすすめ。2級を受けるには、3級の合格とFP実務経験2年以上の条件がある。2級以上に合格し、AFP認定研修終了者は「AFP資格」の登録権利が得られる。 |
合格基準 | 学科と実技がある。筆記マークシート方式。 3級は学科60問・120分・60点満点のうち36点以上、実技20問・60分・100点満点のうち60点以上 2級は学科60問・120分・60点満点のうち36点以上、実技40問・90分・100点満点のうち60点以上 |
メリット | 金融・不動産・住宅ローン・税制・保険・年金・相続など、人の一生にまつわる広範囲な知識を習得することができる |
公式URL | https://www.jafp.or.jp/ |