大切な猫の餌入れには種類があります。猫は気に入ったお皿でないと、全くキャットフードを食べてくれないこともあるので、猫の餌入れは重要で、また素材によって重さや丈夫さなど特徴があり、それぞれメリットデメリットがあります。
餌入れの種類
プラスチック
軽くて割れないのがプラスチック製の餌入れで、扱いやすくデザインも豊富なのも嬉しいポイントです。飼い主とお揃いのカラーに揃えたり、部屋のイメージに合わせたりして選ぶこともできます。子猫にはお手頃なプラスチック製がおすすめです。しかし、あまり軽いものは猫が前足でひっくり返してしまうことがあるので気を付けましょう。また傷がつきやすく、その部分から細菌が入り込みやすいというデメリットもあります。
ステンレス
ステンレスの餌入れは、銀色で清潔感があり、丈夫で衛生的です。また傷がつきにくく手入れがしやすいのが特徴です。錆びにくく汚れも落ちやすく種類は少なめですが、見た目のシンプルさと使いやすさに魅力があります。しかし金属性なので冬は冷たく感じる場合やステンレス特有の質感やにおいに敏感に反応する猫もいます。また電子レンジが使えないデメリットがあります。
陶器
汚れがついても取れやすく、重量があるので安定感があります。プラスチックやステンレスのような嫌な臭いがしないし、汚れも落ちやすいです。物によってはレンジで温められます。デザインが豊富で部屋に置いていてもおしゃれです。陶器の餌入れは割れやすいですが、それ以外はいいことばかりの素材です。
猫の餌入れの選び方
猫はヒゲがあたるのをすごく嫌がります。器が小さすぎるとヒゲがあたって邪魔になり、顔を中に入れたときに食べづらいことがあるので、少し配慮すると猫が快適に餌を食べられるようになります。また深さがある器の場合にも同様です。自分の猫に合わせて餌入れを選んであげましょう。
食器台について
猫には食べやすい器の高さがあります。通常は大体が床から少し高いくらいの位置で上がっているものですが、猫が食事をする時に、器が床に近い高さにあると低いため首が背骨よりも低い姿勢になります。そのように低い姿勢で食事するのは、関節にも負担がかかりお腹も圧迫されます。また低すぎて餌が逆流することもあります。
その場合は食事台を用意して、高さを出してあげることで関節への負担を軽減することができるのです。猫の首のラインを真っ直ぐさせてあげましょう。そして餌の吐き戻し対策にもなります。身長に合わせて床から10㎝程度の位置に食器を置いてあげると良いでしょう。
猫の餌入れの置き場所
置き場所は、快適な食事をするためにできるだけ静かで落ち着いた場所へ置くようにしましょう。飼い主から近い範囲に日々の食事の様子の観察ができる場所がおすすめです。餌の場所は頻繁に変えずに、一定の場所にしましょう。猫のトイレとは距離を取るようにしてあげてください。