一匹で飼う、2匹以上で飼う。猫を飼うときに必ず考えることですが、比べてみましょう。
そもそも猫とは
夜行性です
猫は、夜を中心に活動する夜行性動物です。しかし昼中に寝て、夜中に活動しているわけではありません。猫は一日中、寝たり起きたりのバイオリズムで生活をしています。特に猫の活動が活発になるのは、夕方から夜と明け方といわれ、ネズミの活動時間と重なっているからと考えられています。
狩りが大好き
猫科の仲間にはライオン、トラ、チーター、ジャガー、ヒョウ、ピューマなどがいます。このことからもわかるように、猫はもともと狩りをして獲物をとる肉食動物のハンターでした。縄張りを作って本来は単独行動をしますよそ者に邪魔されずに狩りができ、ひとりでも身の安全を守ることができる場所を確保することが生存上、とても大切でした。この野生時代のなごりが、今でも縄張り意識として残っていると考えられています。
一匹飼いのメリット
健康チェックもしっかりできる
トイレでの便やおしっこの確認もしやすく、猫の様子も確認しやすいです。
気まぐれな性格
単独行動の性質を持つ猫にとれば、好きな時間に好きなことを自分のペースが好きな猫の性格から、伸び伸びと暮らせるでしょう。
一匹飼いのデメリット
運動不足
飼い主がおもちゃなどで遊ぶ時間がないと、刺激的なことが少なくなります。
飼い主に依存気味になる
コミュニケーションをとるものが、飼い主以外にないため、飼い主がいないと不安な行動をとることがあります。
多頭飼いのメリット
猫コミュニティをもつことで生まれる、心の成長がある
飼い主分離不安になりにくいこと
他の猫たちとのコミュニケーションがあることで、飼い主に依存しにくい
運動不足が解消
猫同士で遊べる時間がある
多頭飼いのデメリット
健康管理も2倍3倍
同時に病気になる、片方の病気が感染することもあります。
食費も、猫砂のような消耗品も、お高い医療費も、倍になります。
縄張りをシェア
自分のテリトリーに他の猫がいることもあるので、ストレスになる場合もあるでしょう。
一匹から2匹に増やすとき
先住猫との相性が重要です。相性が合わないとそれぞれの猫にストレスがかかります。必ず両者の健康診断を済ませることが必要です。一匹を生涯飼育し、しっかりと猫の飼育を経験してから、最初から2匹飼うということも可能でしょう。
どちらが幸せ?
猫にはどちらが幸せなのでしょうか。「ひとりっ子がいいよ」「たくさんいると楽しいよ」と感じる飼い主さんに飼われている猫たちは、一頭でも多頭でも、きっと幸せだと思います。